新曲のタイトルは「All For One/オール・フォー・ワン」
伝説的UKロック・バンド、ザ・ストーン・ローゼズが21年ぶりに新曲を発表!
伝説的UKロック・バンド、ザ・ストーン・ローゼズが21年ぶりに新曲を発表!
2016/05/13

英国ロックとダンス・ミュージックを融合させた“マンチェスター・サウンド”の中心的存在として、世界中のロック・シーンに今もなお多大なる影響を与え続ける伝説的UKロック・バンド、ザ・ストーン・ローゼズ。その彼らがこの度21年ぶりとなる新曲「All For One/オール・フォー・ワン」をリリースし、世界的に大きな話題を呼んでいる。
1989年に発表したデビュー・アルバム『ザ・ストーン・ローゼズ』で一世を風靡し、1994年にセカンド・アルバム『セカンド・カミング』をリリースして再評価を浴び、UKロック・シーンにおいて不動の地位を築いたかに見えるも1996年に惜しくも解散してしまった彼らであるが、その後15年という長い年月を経た後、2011年に再結成を発表。2012年に敢行された再結成ワールドツアーでは100万人を動員し、フジロック・フェスティバルへの出演も果たして日本のファンを狂喜させた。
そして2015年末には、翌年2016年6月に地元マンチェスターで60000人を収容するスタジアム公演を4日間(なお全公演24万枚のチケットは即ソールド・アウト)を行なう前に、日本武道館公演を行う事を発表。日本でも熱狂的なファンの多いバンドなだけに、新曲発表の噂も相まって期待度が高まっていたが、そんな中、去る5月9日(月)にドラマ―のレニの骨折による来日キャンセルという衝撃的なニュースが発表された。
来日を待ち望んでいたファンの悲しみに暮れるつぶやきがツイッターのTL上を埋める中、なんとその翌日10日(火)から、ザ・ストーン・ローゼズの出身地であるマンチェスターを皮切りに、ニューヨークのタイムズ・スクエア等世界各地で謎めいた”レモンの広告”が次々と掲示され、新曲発表の噂がまことしやかに海外ニュース・メディアで囁かれ始めた。11日(水)にはここ日本においても渋谷と新宿のタワーレコード店内に”レモンの広告”が出現。同日深夜からは渋谷の街頭ビジョンにも”レモン広告”が映し出される等、その噂の信憑性はいよいよ最高潮にまで高まっていた。
そして12日(木)の日本時間夜8時、SNSを通じて世界中を駆け巡った”レモン騒動”を見透かしたように、ザ・ストーン・ローゼズはバンドの公式ツイッターアカウントより、正式に新曲のリリースを発表した。まさに彼ららしい、” 狂想曲”とでも呼びたいような一連の騒動に世界中のファンは文字通り”踊らされた”、いや自ら”踊った”形となったわけであるが、新曲「オール・フォー・ワン」は、UK版グラミーとも称されるブリット・アワードで3度“プロデューサー・オブ・ジ・イヤ―”受賞歴を持ち、アデルやコールドプレイ、ポール・マッカートニー等を手掛けるポール・エプワ―スのプロデュースにより、期待を裏切らない最高に“踊れて”最高に“ロックな”作品に仕上がっている。

タワーレコードに掲示されたレモン広告
配信情報

「オール・フォー・ワン」
新曲「All For One/オール・フォー・ワン」
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バイオグラフィ
イアン・ブラウン(ヴォーカル)、ジョン・スクワイア(ギター)、マニ(ベース)、レニ(ドラムス)の4人によって、1985年に英国マンチェスターで結成。1989年にゾンバ傘下のシルヴァートーン・レーベルからデビュー・アルバム『ザ・ストーン・ローゼズ』をリリースする。60年代のブリティッシュ・ポップス風の甘く美しいメロディとハーモニーに、ハウスのノリをミックスしたような豪快なサウンドが、当時のブームとなっていたレイヴなどにリンクして、本国イギリスをはじめ、ヨーロッパや日本で人気が爆発。後続のバンドに大きな影響を与え、ハッピー・マンデイズなどとともに、マンチェスター・ムーヴメントの中心的存在として活躍する。
低迷していた英国ロックの救世主として注目され、世界的人気を集めたが、その後は長い沈黙に入り、1994年になってレコード会社をゲフィンに移籍して2作目のアルバム『セカンド・カミング』を発表。再びシーンで大きな脚光を浴びたが、1996年10月にバンドは解散した。イアン・ブラウンやジョン・スクワイアをはじめ、元メンバーたちはそれぞれ独自の音楽活動を行っていたが、その後2011年に再結成を発表。2012年には日本のフジロック・フェスティバルへの出演も果たしファンを狂喜させた。
そして2016年5月13日明け方に、20年ぶりとなる新曲を発表。まさにその週の始め、ドラマ―のレニの骨折により1か月後に控えていた来日公演のキャンセルが発表となったばかりであった。
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