アンコールではlynch.のカバーを披露

MUCCミヤ主催イベント「COMMUNE Vol.2」にMUCC、プラトゥリ、メトロノーム、DEZERT、ノクブラ、アルルカンが出演

MUCCミヤ主催イベント「COMMUNE Vol.2」にMUCC、プラトゥリ、メトロノーム、DEZERT、ノクブラ、アルルカンが出演

2016/11/30


11月25日(金)、26日(土)の二日間、東京・Zepp Tokyoにて「COMMUNE Vol.2」が行なわれた。DANGER CRUEに脈々と受け継がれる“イズム”を継承すべく、2015年にMUCCのミヤ(Gt)をオーガナイザーに始動した「COMMUNE」。

二度目の開催となる今回はMUCC、Plastic Treeの2組を中心に、強烈な個性を放つバンドが集結。ただのお祭り騒ぎでなく、刀で斬り合うように互いにしのぎを削るヒリヒリした空気感と白熱のライヴアクトに両日、超満員の観客が熱狂した。

11月25日(金)はMUCC、Plastic Treeに、昨年の「COMMUNE」にも出演したDEZERTを加えての開催。

初日トップバッターという、ある意味イベントの方向性が決まる重要な役割を託されたDEZERTは、序盤から「おはよう」「変態」と人気曲を畳み込んでオーディエンスを引き込むと、約50分の持ち時間を一気に完走。後輩だからと臆することなく、激しく重厚なサウンドと攻めるステージングでイベントの幕開けを華々しく彩った。

DEZERT 千秋(ボーカル)

続いては両日の出演となる、Plastic Tree。

今回、ミヤが “オルタナティブ” をキーワードにイベント出演者を考えた時、真っ先に声を掛けたというこのバンド。「Thirteenth Friday」で静かに力強く始まると、代表曲と言える「メランコリック」で、会場を自身の色に染め上げる。有村竜太朗(Vo)のメロウで繊細かつ求心力のある歌声、息の合った奥ゆきのある演奏でオーディエンスを魅了すると、ラストはたっぷり感情を込めた歌と演奏で聴かせた「スロウ」でフィニッシュ。初めて見る人の心にも、その存在をしっかり知らしめた。

初日のトリで登場したのはMUCC。

前半、「ズタズタ」「盲目であるが故の疎外感」など、初期DANNGER CRUE時代の楽曲たちを惜しみなく披露すると、熱心なファンから「キャーー!」と悲鳴に近い声が上がる。

「ヤバいの見に来たんだろ?」と逹瑯(Vo)が煽って会場が熱を上げる中、「僕が本当の僕に耐え切れず造った本当の僕」、「友達(カレ)が死んだ日」と切なさや苦しさを含む曲が心に闇を落とし、MUCCの本領を発揮。

MCでは、逹瑯がこのイベントへの出演が急遽キャンセルになってしまったlynch.に「文句を言いたくても、みんなの前に顔を出すのを待ってないと言えないから。lynch.が帰ってくるまで、その心の拳をしまったまま待っててください。ウチらも待ってるんで」とメッセージを送り、「夜」、「およげ!たいやきくん」と、再び貴重な楽曲たちを披露。

その後、「蘭鋳」、「MAD YACK」が最高潮の盛り上がりを生むと、アンコールでは「あの〜、アルバム出るんです」と来年1月25日にニューアルバム『脈拍』をリリースすることをさらっと発表してMUCCのファンを歓喜させると、「歌える人がいたら、歌ってください」と、これまたさらっとlynch.「MIRRORS」のカバーを披露。lynch.のファンを歓喜させた。

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