2019年第1弾作品
majiko『COLOR』インタビュー
majiko『COLOR』インタビュー
2019/02/13
ボカロ曲「心做し」のカバー動画がYouTubeで総再生数700万を越えるなど、今話題の女性シンガーソングライターmajikoがニューEP『COLOR』を1月23日にリリースした。今作は、Michael Kanekoが提供したリード曲「狂おしいほど僕には美しい」をはじめ、10代の頃からよく聴いているというスティービー・ワンダーの「Don't You Worry 'Bout A Thing」やクーラ・シェイカーの「HUSH」といったカバーなども収録。ここでは、各楽曲に込められた思いとレコーディングでの裏話を聞いてみた。
取材:橋本周大(編集部)
──まず、今作のことをお聞きする前に、majikoさんは普段どのように曲作りをされているのか教えてください。
majiko:最近はパソコンを使って作ることが多いんですけど、ピアノやギター、あとはドラムの打ち込みやベースから作ったりもします。
──PCで打ち込んで、ということですか?
majiko:そうです、Cubaseを使って。
──Cubaseは曲作りを始めた当初から使われていたのですか?
majiko:いえ、最初は「歌ってみた」のために使ってたんですけど、曲作りをするようになってから「このCubaseというソフトは曲作りもできるらしいじゃないか?」って(笑)。
──ご両親の影響で始められたのですか?
majiko:母はどちらかというとMTR世代というか、DTMではないですね。アナログというか、楽譜にバーっと書いてピアノで作っていくという感じでしたが、私は周りにボカロPの友達が多かったので、彼らの影響を受けて曲作りを始めました。
──Cubaseはずっと使い続けているのですか?
majiko:そうですね、途中Logicとかに浮気したんです(笑)。でも、やっぱり個人的にCubaseは操作性が一番良くて。ドングルを持ち歩かなきゃいけないのがちょっとめんどくさいんですけど。
──例えば、道を歩いていたらメロディが思い浮かんで「ボイスレコーダーに録音する」とかは?
majiko:やってみたことはあるんですけど、出来が良くなくて。なので、基本的には曲作りは自宅でします。
──具体的にはどのように制作を?
majiko:最初に曲オケから作って、そこに合ういい感じのメロディを何回か鼻歌で歌ってみたものを入れてみてって感じです。
──デモは自宅のスタジオでレコーディングされているとお聞きしましたが。
majiko:母が使っていたスタジオをそのまま使っているんです。ちっちゃいドラムとか置いてあります。もちろん防音もしっかりしているので、今まで一度も苦情は来てません(笑)。
──マイクは何を使われているのですか?
majiko:高いものではないんですけど、私がバイトして初めて買ったBLUEのBluebirdというモデルを今も使っています。買い替えようとは思ってるんですけど、本当に欲しいモデルはすんごい高いので。「家でデモを録るぐらいなら何が良いかな」と模索中です。
──プラグインも色々集められているそうで。
majiko:そうなんです! 最近だとiZotopeのOzone8っていうプラグインを買ったんです。ある程度のレベルまで勝手にミックスしてくれるんです。デモを提出するぐらいのレベルであれば全然クオリティ高く仕上げてくれます。この間のセールの時に買ったんですけど、メッチャ良すぎて誰にも教えませんでした(笑)。
──ギターは何を?
majiko:Freedomというメーカーのテレキャスタイプのギターです。「クロちゃん」って名前をつけてます。2年ぐらい前に買ったんですけど、それまでは5年ぐらい弦を替えていないストラトで曲を作っていました。アコギはCole Clarkで、3年ぐらい前に買ったものです。
──ベースは?
majiko:弾かないですね。曲作りの時はもうソフト音源のTrilianを使ってます。
──キーボードは?
majiko:ピアノは一応あるんですけど、これもCubaseに付属しているピアノ音源で作る方が早いし楽なので。もし音色を後で変えたかったら、KOMPLETEとかMASSIVEで調整しています。
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