2019年第1弾作品
majiko『COLOR』インタビュー
majiko『COLOR』インタビュー
2019/02/13
──次に、自身が10代の頃から聴いていたというカバー曲2つについてもお聞きします。正直、2曲共majikoさんの年齢で10代に聴くような音楽ではないですよね。
majiko:あははは、そうですよね(笑)。「歳いくつやねん!?」みたいな。両親の影響もありますし、当時周りにいた友達と呼べる人は大人ばかりだったので。そういう大人達が色々な音楽を教えてくれました。
──スティービー・ワンダーのピアノソング「Don't You Worry 'Bout A Thing」について教えてください。
majiko:この曲は母が昔歌っていたんですが、今回スタッフさんが提案してくれていたリストの中に入っていて。歌ったことがなかったし、せっかくだから「これにしよう」と。
で、歌ってみたらめちゃくちゃ難しかったんです。
──男性シンガーの曲だと難しいですか?
majiko:はい、自分で考えてキーを上げたんですけど、ムッチャ高くなっちゃって。結構何度も歌い直しました。中でも大変だったのが、普通のキーからオクターブ上にいきなり上がるとこが大変で。でも、楽しく歌えました。
──ピアノはmajikoさんが弾かれているのですか?
majiko:いえ、昔に母と一緒に仕事をされていた方なんです。昔から知り合いだったので今回初めてお願いしました。
──10代の女の子が70年代の名曲を聴いていたなんて本当に驚きですが、歌詞が政治的な内容も選曲理由にあったのでしょうか?
majiko:そういことは一切なくて。単純に「くよくよするな」って内容の歌詞がカッコイイなと感じて、気に入ってるんです。
──もう一方の、洋楽をあまり知らない人でも一度は聴いたことがあるクーラ・シェイカー「HUSH」についても教えてください。
majiko:実はこの曲は10代の頃に活動していたバンドで何度かコピーしていたんです。なので感慨深いです。レコーディングも普段から付き合いのあるバンドメンバーで録ったので、とても楽しく作業できました。
──原曲はビリー·ジョー·ロイヤルですが、クーラ・シェイカーのバージョンなのですね。
majiko:クーラ・シェイカーが大好きなんです。1997年の曲だから、私5歳です。初めて聴いたのは中学生ぐらいかな。“「Hey Dude」ヤベー!”って言ってました(笑)。
──レコーディングではどのようなことを心がけたのでしょうか?
majiko:もうファン魂炸裂です! この曲は私らしく歌っても全然面白くないかなと思ったので、王子(ボーカル/ギター:クリスピアン・ミルズの愛称)みたいに歌うことを心がけました。あの少しインド訛りのような英語で、スゴいしゃがれている声と気だるさを意識してます。ちなみに「Hey Dude」もバンドでドラムボーカルとしてコピーしたことがあります。
──majikoさんのファンがこのカバー2曲を聴いたらどう思うか楽しみですね。
majiko:どう思うんだろう? 私的に、カバーは好き勝手やってるだけなんで。でも、若い子が私のカバーを聴いて「この曲良いな」って思ってくれたら “温故知新” というか。演奏自体もシンプルで “バカ楽しい” 曲なのでコピーして欲しいですね。
──ところで、初回限定盤には昨年11月のライブ映像を収録したDVDが付属されていますね。見どころを教えてください。
majiko:本当は映像では伝わらない部分もあるんですが、DVDを見てぜひライブ会場に来てほしいんです。映像の何倍も楽しいです!
──当日は私もお伺いしたのですが、我々媒体や関係者さん向けのイラスト入り手書きセットリストをいただきました。
majiko:毎回書いてるんですが、昔先輩のアーティストさんが同じことをしていて。曲名やメッセージも活字にしても良いんですけど、もらう側がホッコリしてもらえたらなって。
──手書きはなかなか珍しいですし、majikoさんの雰囲気やライブの情景がある程度イメージできました。
majiko:ただでさえ怖いイメージを持たれがちなので良かったです(笑)。
──それでは最後にファンの方へメッセージをお願いします。
majiko:今回『COLOR』をリリースさせていただきました。結構ロックめなテイストが多くなっているので、若い人はもちろん、大人の方にもぜひ聴いてもらえるとうれしいです。そして、これからライブでも披露していくので、ぜひ会場にも遊びに来てください!
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