“恋がしたくなる歌声”と話題のシンガーソングライター
FUKI『LOVE DIARY』インタビュー
FUKI『LOVE DIARY』インタビュー
2016/09/20
FUKI:そうですね。コードを押さえながら作りました。私はあまりピアノが上手ではないので、実は「楽器.me」でコードを見たり参考にしながら弾いていました(笑)。
──ありがとうございます。ちなみにFUKIさんはギターを弾かれたりは?
FUKI:ギターはたまに練習しています。まだ全然弾けないんですけど(笑)。
──レコーディングではどういったことを心掛けたのでしょうか?
FUKI:この曲はハッピーな曲なので、そのまま楽しく歌おうと。テクニックとかではなく、とにかく心の中に「楽しい」という思いを置きながら歌いました。
──今回のアルバムで他に思い入れのある楽曲というと?
FUKI:1曲目の「365」ですね。この曲はEIGOさんと一番最初に制作してちゃんと形になった作品なんです。一人じゃできないことをEIGOさんと一緒にやることで、自分が表現できないことをしっかりと表わせたと思います。
──いつ頃作られたのですか?
FUKI:多分、EIGOさんと出会ってすぐだったと記憶しています。なので3〜4年前かな。
──共作ということですが、歌詞とメロディはどちらから作られたのですか?
FUKI:EIGOさんとピアノを弾きながら、歌詞とメロディの両方をほぼ同時進行で作りましたね。最初にサビができて、それに合った形でトラックを作り、AメロとBメロは歌詞に対してメロディを乗せていくという作業をしました。
──歌詞はどういった内容なのですか?
FUKI:タイトルの「365」というのは365日、つまり毎日ということです。1曲を通してサビの部分が同じ歌詞になっているんですけど、“悲しくて切ない好き” と “好き過ぎて切ない好き” の両方を表現した内容になっています。
──レコーディングで気をつけた点は?
FUKI:切ない感情が上手く表現できるように歌うことを心掛けました。具体的に挙げると、息遣いだったりニュアンスの出し方ですね。なので一度出来上がっても、「やっぱりここはこうしよう!」や「ここはもっと空気っぽく歌おう」って、何度も録り直しをしました。
── その中でも特に苦労した箇所はどこでしたか?
FUKI:一番最初のサビが難しくて、一番録り直すことが多かったかな。私は普段ガーッと歌うタイプで、他のサビもそういう風に歌っていますが、最初の部分だけは違う感情を込めて歌うのが苦労しました。
──アルバムの最後に収録されている「With U」も心暖まる曲ですよね。
FUKI:「With U」は両親に向けて歌った曲なんです。私は普段素直ではないのですが、やはり一番近くで支えてくれているのは家族だということはわかっていて。それで、そんな両親に対して「生意気を言ってしまうけど、本当はこう思っているんだよ」という、私自身のもどかしさを書いています。
──この曲を作られたのはいつ頃だったのですか?
FUKI:この曲はアルバム収録曲の中で一番最後だったかな。多分昨年末だったと記憶しています。
──ご両親に向けて曲を作ろうと?
FUKI:当時スタジオへ行くと「また親と喧嘩しちゃったよ」と愚痴っていることが多くて、それを聞いたEIGOさんが「お父さんとお母さんに向けた歌詞を書いてきて」って。
──なるほど。
FUKI:普段言葉だとなかなか照れくさくて言えないようなことも、メロディに乗せることで伝えられるんです。
──シンガーソングライターならではですね。
FUKI:一番最初の「1人でうつむいてないで帰っておいでよ」などは、本当に言われたことを歌詞にしていて。ちなみにこの箇所を一番最初に書き始めました。
──個人的に手紙を読んでいるような印象を受けました。
FUKI:そうですね、私自身本当に手紙を書いているようなイメージで歌詞を書きました。
──メロディはどこから作られたのですか?
FUKI:多分サビだったと思います。それからAメロ、Bメロと順に。この曲はピアノを弾きながらではなく、私の鼻歌をアイディアにEIGOさんと一緒に作りました。
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