J-POPのヒット曲を例に解説!

ひとつのコード進行に様々なメロディを付ける(その1)
【コード進行の例:C/G/Am/F】

ひとつのコード進行に様々なメロディを付ける(その1)【コード進行の例:C/G/Am/F】

2015/11/06


世の中には、同じコード進行なのにメロディがまったく違う曲がたくさんあります。このコーナーでは、ひとつのコード進行に対して様々なタイプのメロディを付ける方法を、J-POPのヒット曲のメロディを参考例に挙げながら解説しましょう。まずは、ロックやバラードで使えるオーソドックスなコード進行「C/G/Am/F」を使ったものです。


【譜例1】全音符で押し切るパンク系のメロディ


 譜例は、4小節のすべてを全音符で伸ばして歌うシンプルかつ力強いメロディです。例えばコードを8ビートでジャカジャカと鳴らしながら、サビ前半の4小節を全音符で押し切り、この後のサビ後半でメロディに動きを付けると効果的です。モンパチのようなポップなパンク調の曲に最適ですが、バラードのサビなどに使ってもハマります。

参考曲
MONGOL800
「あなたに」
収録アルバム
『MESSAGE』
TISSUE FREAK RECORDS
HICC-1201

【譜例2】ハネるリズムを取り入れた爽やかなメロディ


 ゆずの「Hey和」は、R&B風のハネる16分のリズムがポイントとなっている、ミディアムテンポのバラードです。譜例のメロディ自体は一気に音程が駆け上がったりすることもなく、曲が進むにつれて滑らかに上昇しているのが大きな特徴で、それがいかにもゆずらしい、爽やかなメロディラインを作り出しています。

参考曲
ゆず
「Hey和」
収録アルバム
『YUZU YOU[2006~2011]』
トイズファクトリー
SNCC-89926

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