作曲の手順とコツをレクチャー
初心者のための作曲法「第6回:コード進行を作ろう その2」
初心者のための作曲法「第6回:コード進行を作ろう その2」
2015/12/11
曲作りの基本を解説する連載の第6回。前回に引き続き、コード進行を作る方法について解説していこう。
ダイアトニックコードを使ったポップスによく使われる4つの進行
ポップスでは、ダイアトニックコードを使った定番のコード進行が多い。実際、左の4つのパターンを弾いてみると、「どこかで聴いたことがある」というような印象を受けるだろう。ダイアトニックコードを使ったコード進行はコードとコードのつながりに無理がないので、ギターなどを弾きながら口ずさむだけでメロディが思い浮かびやすいというメリットもある。
その反面、マンネリに陥りやすいというデメリットはあるが、ストレートな8ビートだけではなく、レゲエ風のドラムパターンにしたりなど、リズムパターンを工夫するだけでも曲をかなり違った印象に変えることができる。ジャンルにとらわれず、色々な曲を聴いて研究してみよう。
1.王道のロックンロールや陽気なラテン系のパターン
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古典的なロックンロールや、ノリのいいラテンなどで見られる1度→4度→5度のダイアトニックの3コードをひたすら繰り返す王道パターン。ストレートで明るい曲になる。
2.正統派フォークからロックまでどんな曲調にも使えるパターン
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伴奏のパターンやテンポを変えるだけで、フォークでもロックでも、幅広く対応できるコード進行だ。アンプを通して歪ませたり、アルペジオで弾いてみるなどして試してみよう。
3.マイナーコードを挟んだバラードなどに最適なパターン
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しっとりと歌い上げるバラードで使うと効果的な進行。有名曲でも多く使われているパターンなので、これを利用すれば簡単に「あのヒット曲風」の曲が作れてしまうかも!?
4.ジャジーなテイストを持つ渋めの進行パターン
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自分の曲にジャズ風のテイストを加えたい時に有効なパターン。ダイアトニックコードなのにジャズっぽく聴こえるのは、ジャズのスタンダードナンバー「枯葉」風の進行だからだ。
文:平沢栄司
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