感覚的にコード進行を作るためのポイントを紹介
初心者必見! コード進行の作り方「第3回 コードをつないで循環させる」
初心者必見! コード進行の作り方「第3回 コードをつないで循環させる」
2016/01/03
コード進行を作っていくためのポイントをご紹介する連載企画「コード進行の作り方」の第3回。例えば、交差点のたびに右折を繰り返すと、グルリとひと回りして元の道に戻ってくることができるように、コード進行も、次に進みたいコードをうまく選んでつないでいくと、グルリとひと回りして最初のコードに戻ってくることができます。これを「循環コード」と呼びます。
文:平沢栄司
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この連載では、コード進行の仕組みを理解しやすいように、曲のキーを「Cメジャー」に統一して解説を行なう
循環させやすいコードの組み合わせ
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前回で紹介した2つのコードの組み合わせを応用して、「1→2小節目、2→3小節目、3→4小節目、4→1小節目」という各小節の変わり目で手前のコードから次のコードへと進み、グルリとひと回りするコード進行をいくつか作ってみました。どこかで聴いたことがあるような進行ばかりですが、こういったパターンをたくさん覚えておくと、曲を作るうえでとても役立ちます。なお、1小節に1つのコードを当てはめて4小節にする以外に、2拍単位でコードチェンジをして2小節にしたり、もっと自由なタイミングでチェンジすると色々なバリエーションが作れます。
有名アーティスト曲での例
例1(参考曲:FUNKY MONKEY BABYS「風」)
4→5→3→6
F→G→Em→Am
こちらは4小節でひと回りする定番のコード進行です。この曲では、イントロからエンディングまで大サビを除くセクションのすべてが、このコード進行で出来ています(ラストのサビだけは転調します)。複雑なコード進行を使わなくても、魅力的な曲は作れるという例です。
例2(参考曲:斉藤和義「やさしくなりたい」)
6→2→5→1
Am→Dm→G→C
一世を風靡したドラマの主題歌から、サビのコード進行をピックアップしました。マイナー系の曲でコードを循環させる時の定番的な例のひとつです。最後に1度に進んでメジャーっぽくなりますが、原曲では2周目で6度へ進んでマイナー調で完結しているという点も要チェックです。
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