感覚的にコード進行を作るためのポイントを紹介
初心者必見! コード進行の作り方「第4回 コードを差し替えてバリエーションを作る」
初心者必見! コード進行の作り方「第4回 コードを差し替えてバリエーションを作る」
2016/01/05
コード進行を作っていくためのポイントをご紹介する連載企画「コード進行の作り方」の第4回。コード進行において、違う経路(違うコード)を通って目的地に向かうと、最初に考えていたコード進行とは違う響きにすることが可能です。ここでは初級編として、「似ているけどちょっと違う」コードに差し替える方法を紹介します。ちなみに、違うキーのコードを使ってより大胆にコードを変えるテクもあり、それらの手法を総称して「リハーモナイズ」と呼びます。
文:平沢栄司
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この連載では、コード進行の仕組みを理解しやすいように、曲のキーを「Cメジャー」に統一して解説を行なう
差し替える時の“お約束”を知っておこう
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上画像の囲みの中の「約束」に沿えば、元のコード進行の良さを壊さずに、コードの差し替えが行なえます。例1のように、「F」のところを「Dm」にしてちょっと雰囲気を変えてみたり、例2のように、「C」のところを「Am」にしてマイナー調の曲に作り変えてみましょう。これを応用すれば、好きな曲のコード進行を参考にしつつ、その一部を差し替えて、元曲と似ているけれどひと味違うオリジナルのコード進行を作ることが可能です。コードの差し替えができるようになれば、1つのコード進行からいくつものバリエーションが作れるので、曲作りの幅が広がるでしょう。
有名アーティスト曲での例
例(参考曲:AKB48「フライングゲット」)
Am→F→G→C
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C→Dm→Em→Am
試しにAKB48のヒット曲のコード進行を、別のコード進行に変えてみました。この曲のサビのコード進行は、もともとは上のような並びになっています。このページの中段で紹介した例2のパターンに限りなく近い進行ですね。その4小節分のコードを、「お約束」に合わせてすべて差し替えたのが下のパターンです。1小節目を1度のコードに変えたので出だしは明るくなったものの、以後は2度や3度などのマイナー系のコードに差し替えて、さらに最後も6度のマイナーにしたので、全体的にはやや暗い印象の曲調に変わりました。
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