曲をゼロからアレンジする手順
ベースで低音を支えてグルーヴ感を出す(第6回:サビ「ダイナミックに動いてグルーヴ感を強調する」)
ベースで低音を支えてグルーヴ感を出す(第6回:サビ「ダイナミックに動いてグルーヴ感を強調する」)
2016/02/10
ここではアレンジの手順を紹介しましょう。メロディとコードだけのサンプル曲を、ミディアムテンポのJ-POPバラード風にアレンジするまでを解説していきます。
文・作編曲:平沢栄司
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ベースはドラムと一緒にリズム隊を構成するパートなので、サビに至るまでの基本的な流れは、ドラムアレンジの方向性を踏襲します。Aメロはシンプルに、Bメロは少し動き出しながらも我慢して、そしてサビで一気に開放するという展開です。フレーズは単純なルート弾きでは面白くないので、音程に適度に動きを付けてみました。また、ドラムパターンとのアンサンブル、特にキックとの絡みはグルーヴを作るうえで重要な要素なので、ちぐはぐな演奏にならないように、タイミングやアクセントの位置を揃えてリズムを引き締めています。さらに、弾き方についてもダラダラとせずに、伸ばすところはキチンと伸ばして、切るところはグッと止めるといったメリハリを付けることでノリを作っていきます。
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Aメロ~Bメロでは控えめだったベースも、サビでは大胆に動いて躍動感を生み出している。Bメロのベースラインを発展させたような、ドラムのリズムに合わせて「ルート→5th→オクターブ上のルート」(①)と動くのが基本で、そこに16分音符のリズムや細かな音程の動きを絡めて粘り気を加えてみた
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