曲をゼロからアレンジする手順
曲の幕開けとなる イントロを作る(第15回:イントロ1「音域を広く使うピアノソロで繊細な響きを演出する」)
曲の幕開けとなる イントロを作る(第15回:イントロ1「音域を広く使うピアノソロで繊細な響きを演出する」)
2016/02/10
ここでは、メロディとコードだけのサンプル曲を、ミディアムテンポのJ-POPバラード風にアレンジするまでを解説していきます。
文・作編曲:平沢栄司


「導入部は静かに」がこの曲のアレンジのコンセプトなので、入口となるイントロもハデな音でリスナーの関心を引きつけるのではなく、ちょっと物足りないくらいにしてスムーズにAメロへと導くシンプルな展開にします。
例えば、サンプル曲のようにピアノソロから始めるスタイルは、バラードのイントロとしては定番のひとつです。そのままAメロへつなぐこともできますが、ここではAメロの伴奏から派生させたパターンをクッションとして挿入し、歌メロが始まる前に呼吸を整えるための助走区間を作ってみました。もし、もっとゴージャスなイントロにしたいなら、この後に解説するエンディングのパターンをイントロに挿入して、一度盛り上げてからAメロにつなぐのもありでしょう。
例えば、サンプル曲のようにピアノソロから始めるスタイルは、バラードのイントロとしては定番のひとつです。そのままAメロへつなぐこともできますが、ここではAメロの伴奏から派生させたパターンをクッションとして挿入し、歌メロが始まる前に呼吸を整えるための助走区間を作ってみました。もし、もっとゴージャスなイントロにしたいなら、この後に解説するエンディングのパターンをイントロに挿入して、一度盛り上げてからAメロにつなぐのもありでしょう。

イントロのピアノソロは、Bメロの冒頭とそこから派生したメロディを元に、ピアノを弾きながら即興的に作ったもので、制作の過程でコード進行が変化していった。音域を広めに使うオープンボイスっぽいコードフォーム(①)と、7thや9thの響きで(②)、繊細ではかなげな雰囲気を演出するのがポイントだ
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