感覚的にコード進行を作るためのポイントを紹介
初心者必見! コード進行の作り方「第15回 桑田佳祐風のコード進行作成術」
初心者必見! コード進行の作り方「第15回 桑田佳祐風のコード進行作成術」
2016/01/27
コード進行を作っていくためのポイントをご紹介する連載企画「コード進行の作り方」の第15回。今回は桑田佳祐のヒット曲を取り上げて、彼の“コード進行のクセ”を分析し、“桑田佳祐風”のコード進行の作成例をご紹介します。
文:内藤 朗
“桑田佳祐風”コード進行の特徴
キーの「4度上」にあたるコードでサビを印象付ける
ポップスのお手本とも言える桑田佳祐の楽曲は、「Am7」→「D7」のように4度上へと進むコード進行と、キーの4度上のコードから始まるサビが多用されているのが最大の特徴です。特にキーの4度上のコードから始まるサビはJ-POPでは定番で、サビっぽさを強くリスナーに印象付けることができるため、曲を確実に盛り上げたい時に使うと非常に効果的です。
「白い恋人達」のサビのコード進行
度数(キー:Gメジャー)
|C△7| |Bm7→E7| |Am7→Am7/D| |G△7→G7|
4→3→6→2→2(5)→1
この曲のサビは、キー(Gメジャー)の4度上のコードである「C△7」から始まり、セオリー通りなら「Em7」となるコードが「E7」に置き換えられているのが特徴です。また、4小節目は3~4拍目のコードを「G7」にして、次にくる「C△7」への期待を煽るというワザが使われています。
桑田風コード進行の作成例
■元となるコード進行
度数(キー:Cメジャー)
|Dm7| |G7| |Em7| |Am7|
2→5→3→6
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■桑田風コード進行
度数(キー:Cメジャー)
|F△7| |G7| |Em7| |A7|
4→5→3→6
元のコード進行はサビに使えるパターンですが、最初の「Dm7」を曲のキー(Cメジャー)の4度上のコードである「F」に変えることでサビの始まりを強調しているのがポイントです。また「Am7」を「A7」にすることで、さらに桑田佳祐テイストが溢れるコード進行になります。
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