「Tシャツ付きのアナログ盤」と「音楽配信」の2つの形式でリリース!

OKAMOTO'S、完全生産限定盤ミニアルバム「BL-EP」インタビュー

OKAMOTO'S、完全生産限定盤ミニアルバム「BL-EP」インタビュー

2016/12/14

 

 


──コウキさんは、普段はどのように曲を作られるのですか?

コウキ:まずはフレーズやコードから。なので、仮歌を適当に付けておいて、後から歌詞を書くことが多いです。

──皆さんに渡すデモというのは、どのくらいの状態のものなのですか?

コウキ:基本的にはドラム、ベース、ギターが入っている1コーラス分くらいのものです。ただ、それが完全に作り込まれてはいなくて、ラフな感じのものです。ドラムも打ち込みですし。

──デモ作りにはソフトなども使用するのですか?

コウキ:そうですね。僕もショウもLogicやGarageBandを持っていて、それを使います。

──皆さんは、この曲のデモを最初に聴いたときの感想はいかがでしたか?

ハマ:たしか、「イントロをもう少し下品にしようか」と皆ですぐにアレンジの話になって。この曲は現場作業を色々とやった記憶があります。今回の中では一番現場作業が多かった曲かもしれないです。

ショウ:そうだね。トーキングモジュレーターを使ったり。

レイジ:アレンジも現場で色々変えたよね。

──サウンド面について、こだわった点や新たな発見などはありましたか?

ハマ:今回、「Burning Love」に続いて、エンジニアは渡辺省二郎さんにお願いして。あと、個人的に言えば、すごくいいDIを購入しまして。もうこれにつないで録るだけというか。

──それは何と言うモデルですか?

ハマ:Acme Audioの「Motown D.I.WB-3」という緑色のものです。今まで使ったことがなかったのですが、名前に惹かれて購入したらすごく良くて。さらに、説明書には“ALTECの「1567A」と組み合わせるとさらに当時の音になります”と書いてあって。「ウソつけ!?」って思いましたが、これもたまたま知り合いのエンジニアがオークションに出していて。それで、揃ってしまったんですよ。

──音はどうでしたか?

ハマ:本当にすごく音が良くて。渡辺省二郎さんも「これはいいねとお墨付きを頂きまして。なので、音にこだわったというよりも、今回のタイミングで機材的に1つの到達点に達したというか。

──レイジさんは?

レイジ:俺は今までのレコーディングよりは、明らかにミュートしています。ただ、今回のEP自体は割とストイックな演奏に徹していて。シンバルすら出てこない曲もありますし。

──では、コウキさんは?

コウキ:そうですね。この曲だけというわけではないですが、今回は全体的にギターがほとんど歪んでいなくて。僕はギターロック好きなので、歪んでいないと不安になる部分もあるのですが、ベースやドラムの音がすごく良かった。なので、そこを塗りつぶしてしまうのではなくて、隙間を活かすような方向で考えました。いつもとは違うモードになったと思います。

──ショウさんのボーカル録りはどんな感じだったのですか?

ショウ:今まで通りです(笑)。ただ、この曲はコウキが作った譜割なので、俺が作るよりも“日本ぽい”といいますか。俺がこういうダンスっぽい曲を作ると、もう少し譜割を細かく入れてしまいがちで。なので、母音がきちんと聴こえるように意識して歌いました。
 
次のページ »

この記事の画像一覧

(全0枚) 大きなサイズで見る。


OKAMOTO’S
完全生産限定盤ミニアルバム
「BL-EP」

発売日:2016年12月21日(水)
 

 

Tシャツ付きアナログ盤 5000円(税抜)/ iTunes他サイトにて配信同時リリース

-収録曲-
SideA
1.Burning Love
2.Border Line
3.NEKO
SideB
1.Phantom(By Lipstick)
2.NEKO(Remix) feat.呂布/MUD
3.Burning Love(Instrumental)


 

Tシャツイメージ

OKAMOTO'S
(オカモトズ)

中学校からの同級生で結成された四人組ロックバンド(Vox/オカモトショウ、Gtr/オカモトコウキ、B/ハマ・オカモト、Drs/オカモトレイジ)。全員が岡本太郎好きで、ラモーンズのように全員苗字はオカモト。2010年、日本人男子としては最年少の若さでアメリカ・テキサス州で開催された音楽フェス「SxSW2010」に出演。アメリカ七都市を廻るツアーや豪州ツアー、香港、台湾、ベトナムを廻ったアジアツアーなど、海外でのライヴを積極的に行っている。2014年9月からは、ツアーファイナルとして自身初ワンマンとなる日比谷野外大音楽堂公演を含む、全国8会場での5周年記念ツアー”OKAMOTO'S 5th Anniversary HAPPY! BIRTHDAY! PARTY! TOUR!”を大盛況のうちに終了した。2016年6月3日からは「OKAMOTO’S FORTY SEVEN LIVE TOUR 2016」と題した、キャリア初の47都道府県ツアーを敢行し、ツアーファイナルは日比谷野外大音楽堂にて開催された。最新作は、47都道県ツアー中に制作した「ROCKY」が絶賛配信中。

 

関連する記事

PAGE TOP