「Tシャツ付きのアナログ盤」と「音楽配信」の2つの形式でリリース!

OKAMOTO'S、完全生産限定盤ミニアルバム「BL-EP」インタビュー

OKAMOTO'S、完全生産限定盤ミニアルバム「BL-EP」インタビュー

2016/12/14

 

 


──レコーディングでの彼らはどうでしたか?

ショウ:20~30分で、すぐ録って。瞬殺で終わりました。カッコよかった。

レイジ:やっぱ、ラップ上手いっすよね。そんな印象が強かったです。

──ちなみに、この楽曲のギターはライン録りですか?

コウキ:そうですね。ストラトをラインで録りました。今回「Border Line」以外の曲は、ほぼべーシックはラインで、足下のエフェクトなども特に使っていません。今までそんなことはしなかったので、それも新しかったです。

──さて、Side Bには「Phantom(By Lipstick)」が収録されていますが、こちらも雰囲気の異なる楽曲ですよね。

コウキ:これはツアー中に同時進行で作っていたものですが、あまりにもOKAMOTO'Sらしくない曲で。ある意味で今回のEPだからこそ入ったようなところもあると思います。でも、みんながすごく気に入ってくれて。ローズのような音色もありつつ、ギターが少ない。

ハマ:AORが流行っていたので。それも大きかったです。

──この曲も歌詞は後から付けた感じですか?

コウキ:そうです。仮歌詞はあったのですが、後からショウさんに英語で付けてもらって。

──歌詞の世界観としては、どのようなことを表現しようと?

ショウ:もとからコウキがすごく寂しい男の姿を書いた仮歌を入れていて。それがすごくいいなと思いまして。なんとなくテーマとしては、「ルビーの指輪」の英語版というイメージで。もちろん、あれを日本語で焼き直しても絶対かなわないと思いますが、今俺らくらいの年齢で別物として伝えることができないかなと思いました。そうすれば面白いかなと。

──曲のアレンジや構成に関してはどのようなアプローチを?

ハマ:実は、この曲は一番ひらめかなくて。当日に録りながらアレンジを詰めていったのですが、そもそも歌詞がうだつが上がらない感じで。それに合わせれば曲はムーディーと言うか、テンションが低くないと言うか。だから、個人的にはそういうテーマ的なリフが必要だと思っていて、難産でした。でも、結果的にこういう曲は俺らじゃないとできないなと思えましたし、こういうのができたという一番の境地かもしれないです。この曲は、前情報がないと誰の曲かわからないんじゃないかな。

ショウ:そうだよね。きっと誰の曲かわからないだろうね。セルフプロデュースでここまで変わったって、なかなかないケースだと思う。

ハマ:たしかに、表情はかなり変わったね。英語版と日本語版のどちらにするかも協議したり。オクターブ高く歌うか、それとも低くするかだったり。「ルビーの指輪」やAORの感じもありつつ、何と言っていいかわからないけど、絶妙な楽曲になったと思います。

──わかりました。では、最後にあらためて今回のEPの聴き所とファンへのメッセージをお願いします。

レイジ:ドラムはかなり変わったので、そこは意識して聴いてもらいたいです。というか、意識しなくてもわかるくらい変わってるかな。頑張って叩いている俺の姿を想像して聴いてください(笑)。

コウキ:『OPERA』という前作をリリースして、たぶん来年(2017年)はアルバムを作っていく流れになると思いますが、まずは今のOKAMOTO'Sを聴いてもらって。また次のアルバムを待っててほしいなと思います。

ハマ:「このEPはカッコいいので聴いてください」という感じです。今まではルーツだなんだって消化した上でカッコいいって言ってくれた人もいれば、そうじゃない人もいたと思うけど、今回の曲は今の音楽を聴いている人たちにスポッとハマるような仕上がりになったというか。バンドとして現代に通じるカッコいいが作れた気がしていて。だから、これを読んだなら是非聴いてもらいたいですね。

──ショウさんも一言お願いします。

ショウ:これは、OKAMOTO'Sからのクリスマスプレゼントだと思ってもらえるとうれしい。あと、配信の方は6曲の配信で1,000円とお得なので是非買って聴いてみてほしいです。

レイジ:気軽な気持ちでね。

ショウ:そうそう。気軽な感じで。Suchmosや、WONKや、yahyelだったり、最近流行りのサウンドが好きな人にも是非聴いてもらいたいです。
 

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OKAMOTO’S
完全生産限定盤ミニアルバム
「BL-EP」

発売日:2016年12月21日(水)
 

 

Tシャツ付きアナログ盤 5000円(税抜)/ iTunes他サイトにて配信同時リリース

-収録曲-
SideA
1.Burning Love
2.Border Line
3.NEKO
SideB
1.Phantom(By Lipstick)
2.NEKO(Remix) feat.呂布/MUD
3.Burning Love(Instrumental)


 

Tシャツイメージ

OKAMOTO'S
(オカモトズ)

中学校からの同級生で結成された四人組ロックバンド(Vox/オカモトショウ、Gtr/オカモトコウキ、B/ハマ・オカモト、Drs/オカモトレイジ)。全員が岡本太郎好きで、ラモーンズのように全員苗字はオカモト。2010年、日本人男子としては最年少の若さでアメリカ・テキサス州で開催された音楽フェス「SxSW2010」に出演。アメリカ七都市を廻るツアーや豪州ツアー、香港、台湾、ベトナムを廻ったアジアツアーなど、海外でのライヴを積極的に行っている。2014年9月からは、ツアーファイナルとして自身初ワンマンとなる日比谷野外大音楽堂公演を含む、全国8会場での5周年記念ツアー”OKAMOTO'S 5th Anniversary HAPPY! BIRTHDAY! PARTY! TOUR!”を大盛況のうちに終了した。2016年6月3日からは「OKAMOTO’S FORTY SEVEN LIVE TOUR 2016」と題した、キャリア初の47都道府県ツアーを敢行し、ツアーファイナルは日比谷野外大音楽堂にて開催された。最新作は、47都道県ツアー中に制作した「ROCKY」が絶賛配信中。

 

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