ソフトシンセやアナログタイプ、ワークステーションタイプまで
【2018年版】多彩な音作りが行なえる! おすすめシンセ11機種徹底レビュー
【2018年版】多彩な音作りが行なえる! おすすめシンセ11機種徹底レビュー
2018/11/30
ローランド
JUNO-DS61
オープンプライス(¥73,000前後)
●問:ローランド㈱お客様相談センター
●EL:050-3101-2555 ●http://www.roland.co.jp/
打ち込みパッド、ボコーダーまで備える
ライブでの使用を考え抜いた本格派なシンセ
JUNO-DS61は、様々なジャンルの楽曲に対応できるように内蔵された音色と、シーケンサーやパッドなど、曲作りの助けとなる機能を装備した61鍵のライブキーボードです。鍵盤のタッチはやや浅めで指の馴染みが良く、戻りが素早いので、キーボードの初心者から上級者まで思い通りの演奏や打ち込みができると思います。では、早速本機をチェックしましょう。
音色は「DRUM/PERCUSSION」や「PIANO」など、1200種類以上が用意されており、どれも高音質でリアルです。また、各音色は液晶画面下に楽器ジャンルごとに横一列に並ぶ0〜9の各ボタンに、カテゴリーごとにアサインされているので、曲作りの時をはじめ、ライブやリハで瞬間的に音色を変えたい時にも素早く判別できます。カットオフやレゾナンス、アタックなど、音色の印象を決めるツマミが左上の操作しやすい位置にあるのも、「音色を曲に合わせたい!」という時にすぐに使えて便利でしょう。
また、JUNO-DS61のマイクインにダイナミックマイクを接続すると、本体のシンセサウンドとミックスして弾き語りができるだけでなく、声をシンセ風に加工するボコーダーボイスも簡単に楽しめます。鍵盤で弾いた音のピッチを修正してくれる「オートピッチ機能」も搭載していますが、この機能は自分の声を別人にしてしまうほどの加工も可能です。
さらに、8トラックのパターンシーケンサー機能(1パターン最高8小節、ユーザーバンクに128パターンの保存可能)も内蔵。思いついたフレーズをメモ代わりに録音したり、アレンジを練る時には非常に助けになります。
また、パソコンと本機をUSB経由で接続するとMIDIキーボードとしても使用可能。DAWソフトごとにプリセットコントロール・マップが用意されているので、再生/停止/録音などのボタンとツマミなども完全にリンクした、MIDIコントローラーとしても使用できます。
上段のツマミは、音作りに便利なカットオフ/レゾナンス/アタック/リリースで、マイクへのリバーブなど、エフェクトのパラメーターを割り当てることも可能だ。下段のスライダーでは、鍵盤スプリット時には低音側と高音側、鍵盤デュアル(レイヤー)の時は、重なる2つの音色の各音量調整ができる
本体右上の「フレーズパッド」は、各パッドにキックやスネアをアサインして叩いてリズムを打ち込める他、USBメモリ経由で読み込んだオーディオファイルをアサインしてプレイバックサンプラーとしても使える。ライブ時のポン出しなどにも便利だ
【製品概要】「JUNO-DS61」は、「高音質、軽量、簡単操作」をコンセプトに開発された、シンセ入門者でも気軽に扱える新製品「JUNO-DSシリーズ」の61鍵モデルだ。8トラックのパターンシーケンサーと8個のフレーズパッドを装備し、作曲をサポートするサウンドスケッチとして活用することができる。また、電源は付属のACアダプター以外に、単3形の充電式ニッケル水素電池(別売)×8個でも動作するので、路上ライブなどでも安心だ。
【SPEC】●鍵盤数:61 ●最大同時発音数:128音 ●パート数:16 ●エフェクト:マルチエフェクト3系統(80種類)、コーラス3種類、リバーブ5種類、マイクインプット・リバーブ8種類 ●入出力端子:ペダルホールド、ペダルコントロール、マイクイン、EXTイン(ステレオミニ)、アウトプット(L/モノ、R)、ヘッドホン(ステレオ標準)、MIDIイン/アウト、USBメモリ、USBコンピュータ(USB MIDI/オーディオ対応) ●外形寸法:1,008(W)×300(D)×97(H)mm ●重量:5.3kg
関連する記事
ニュース
2023/12/25
2023/12/20
2023/12/18
インタビュー
2023/03/23
2022/09/15
2022/05/26
2022/01/26
特集/レビュー
2023/04/03
レクチャー
2022/11/15
2022/11/01