ソフトシンセやアナログタイプ、ワークステーションタイプまで
【2018年版】多彩な音作りが行なえる! おすすめシンセ11機種徹底レビュー
【2018年版】多彩な音作りが行なえる! おすすめシンセ11機種徹底レビュー
2018/11/30
ヤマハ
MODX6
オープンプライス(MODX6=¥117,000前後、 MODX7=¥148,500前後、MODX8=¥171,000前後)
●問:㈱ヤマハミュージックジャパンお客様コミュニケーションセンターシンセサイザー・デジタル楽器ご相談窓口
●TEL:0570-015-808
MONTAGE直系のサウンドを受け継いだ、
豊富な音色と優れた操作性を両立するモデル
「ライブ志向のキーボーディストへの最適解」をコンセプトに生まれたMODXシリーズ。本機を表わすキーワードとして、様々なジャンルや状況に対応できる「多彩な音色プリセット」、「ストレスのない操作性」、「持ち運びの容易さ」が挙げられます。それらは同時に、宅録でシンセを活用したいギタリストにとっても大きなメリットとなります。
兄貴分である同社の「MONTAGE」譲りの高品位なピアノやストリングス、ブラスなど、シンセに求められる定番サウンドが豊富に用意されているので、楽曲制作でも大いに活躍してくれます。
シンセ音色では、ヤマハ伝統のFM音源「FM-X」が特に魅力的です。実際、波形を再生するサンプルベースの音源とはひと味違う、ダイナミックな音色変化が楽しめました。音色のプリセットは2000種類を超えますが、タイプやジャンルで絞り込める「カテゴリーサーチ機能」のおかげで、求めるサウンドへスムーズにアクセスできます。イメージに合う音色が見つけられるのはもちろん、自分では予期しなかった音色にも巡り合えるので、曲のアイディアも閃くはずです。
また、音色ごとに短いデモ演奏が流れる「オーディション機能」も便利です。プログラマーが意図した、その音色に最適なフレーズが演奏されるので、プリセットの魅力がよく伝わってきました。
さらに本機は、操作性も秀逸です。詳細なカラー表示がされる、視認性に優れたタッチディスプレイを搭載していると共に、本体に並んでいるボタンからも同様の操作が行なえるため、臨機応変にストレスなく操れます。他にも、プリセット音色をパネル左側のノブでエディットしたり、演奏しながらパラメーターを刻々と変化させることも可能です。
MONTAGE直系の本格シンセである本機は、即戦力の音が手軽に使えるフレンドリーさと、演奏や音作りのさらなる追求にも応えてくれる懐の深さを持ち合わせた、末永く使えるモデルと言えます。
即戦力となる高品位なプリセットが豊富に用意されており、カテゴリーサーチ機能で音色のタイプやジャンルを絞り込むと、目的のサウンドを素早く見つけられる。お気に入りの音色をセレクトして、1つのフォルダにまとめることも可能だ
レスポンスに優れたタッチパネルからだけでなく、本体のノブからもリアルタイムに音色の調整が行なえる。また、エディットモードにすると、MONTAGEと同等のパラメーターを駆使して、より複雑かつ本格的な音作りができるようになっている
【製品概要】「MODXシリーズ」は、同社のミュージックシンセ「MONTAGE」に搭載された音源システム「Motion Control Synthesis Engine」を受け継いだモデルだ。高品位なAWM2サウンドとダイナミックなFM-Xサウンドを、多彩なコントローラーを使って連続的に変化させることができる。また、タッチパネル操作対応の大型カラーLCDなどにより、優れた視認性と操作性を実現している。
【SPEC】●音源方式:AWM2 & FM-X ハイブリッド ●主なコントロール:ボリューム、A/Dインプットゲイン、USBボリューム、ピッチベンドホイール、モジュレーションホイール、コントロールスライダー×4、ノブ×4、スーパーノブ、データダイアル ●入出力端子:アウプット(L/モノ、R)、A/Dイン(L/モノ、R)、ヘッドホン(以上標準フォーン)、USB、MIDIインアウト、フットコントローラー×2、フットスイッチ×2(アサイナブル、サスティン) ●電源:付属アダプター ●外形寸法:937(W)×331(D)×134(H)mm ●重量:6.6kg
関連する記事
ニュース
2023/12/25
2023/12/20
2023/12/18
インタビュー
2023/03/23
2022/09/15
2022/05/26
2022/01/26
特集/レビュー
2023/04/03
レクチャー
2022/11/15
2022/11/01