収録曲「伽藍堂」の制作秘話を公開
小林太郎『URBANO』インタビュー
小林太郎『URBANO』インタビュー
2015/11/06
歌を始めたきっかけ
──ところで、小林さんがそもそも歌を始められたきっかけは何だったのでしょうか?
小林:小学校4、5年生の頃、実家がカラオケスナックをやってまして、夜から営業なので昼に暇つぶしでカラオケを歌ってたんです。その時は音楽が特に好きというわけでもなく、暇すぎたんでしょうね。そうしたら親が「歌うまいな」って褒めてくれて。まぁ本当かどうかはわからないですけど(笑)。でも、もっと練習すれば褒めてくれるだろうという感覚になり、そこから歌を練習するようになりました。
──その時はどういったミュージシャンに影響を受けられたのですか?
小林:「BUMP OF CHICKEN」さんです。他にも「Mr.Children」さんや「Spitz」さんも聴いていましたね。でも歌の始まりは「CHEMISTRY」さんです。R&Bの要素を取り入れた王道のJ-POPが大好きでした。
──当時はまだバンドは組まれてませんよね。
小林:えぇ、バンドは中学時代は受験などで忙しくて、高校生になってから組みました。ただ、高校には軽音楽部がなかったので、色々と試行錯誤しながら活動をしていました。
──小林さんの歌い方はスゴくパワフルですが、ボイストレーニングはされているのでしょうか?
小林:数年前は月1ぐらいでトレーニングをしていました。もともと、僕はバラードとかキレイな歌い方しかできなくて、歪ませたり、声をガラッとさせるようなシャウトができなかったんです。それで「ミックスボイス」という、メタル系のボーカリストが多用する発声方法を基本から学び、2年ぐらいかけて習得しました。
──いつも喉のケアは行なわれているのですか?
小林:まったくしていないです。
──ライブの前日に何かしたりだとかは?
小林:何もしないですね。ケアに関しては考えたことがないです。調子が悪かったりだとか、歌録りの時に「声が枯れてるな」ということはあるんですけど、基本的にはタフな方だと思っています。
アルバム『URBANO』の聴きどころ
──では、最後に本作『URBANO』の聴きどころについて教えてください。
小林:今回は自分のすべてを注ぎ込んだアルバムでもあるんですが、元は昔作った曲やこれまで自分が溜めておいて「いつかやりたい」と思っていた曲たちを収録しました。昔の自分らしさがありながらも、それを“今の”小林太郎というアーティストで包み込んでいるようなイメージに仕上がっています。『URBANO』というタイトルは、英語の「URBAN」のイタリア語読みで「都会的で、洗練された」という意味なんです。(地元である)静岡・浜松で培った土台を、今都会に出てきて洗練された自分が包み込んだ作品になっていると思いますので色々な楽しみ方ができるんじゃないかな、と思っています。
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