デビュー20周年にして初のソロアルバムを発売!
瀧田イサム『RISING MOON』インタビュー
瀧田イサム『RISING MOON』インタビュー
2015/12/22
「“もっと自由にベースソロを弾きまくりたい”という欲求が強くなった」
瀧田:高校にロック部とフォーク部があって、当然僕はロックが大好きだったのでロック部に入りました。その中でバンドを組んだのですが、ベースが僕と故・横山明裕(UNITED)、ギターは山崎銀次(元ZIGGY)ともう一人いました。で、ドラムがいないじゃないですか。そうしたら横山が「俺、ドラム叩けるよ」って言ったので、「じゃあ、お願い!」という感じで彼がドラムを叩くことになりました(笑)。
──ジャズやフュージョンといったジャンルに目覚めたのはいつごろなのでしょうか?
瀧田:高校2年生の時ですね。当時、横須賀で一番上手いと言われているギタリストとスリーピースのインストバンドをやる機会があったんです。そのバンドではジェフ・ベックにはじまり、チック・コリアなどをやっていました。そこでロックだけでなく、フュージョンに近い音楽もやるようになりました。もちろんロックも好きだったんですけど、ベースに関してはフュージョンをコピーするようになったんですね。国内だとカシオペア、海外で挙げるとジャコ・パストリアスやスタンリー・クラークといった人たちが好きでした。そのころからスタジオミュージシャンというものにも憧れを抱きました。
──それからはどういった活動をされていたのですか?
瀧田:フュージョンの元はジャズと知り、横須賀のジャズクラブなどに出入りして、ジャムセッションをやるようになりました。そこでベースソロを弾くといったことも多くなって、次第に「もっと自由にソロを弾きまくりたい」という欲求が強くなったんです。それで色々と勉強をしていくようになり、ミューズ音楽院に入学しました(現在、瀧田さんは同校の講師としても活躍)。そこでロック科とジャズ科があって、ジャズ科に入りました。ちなみに1年後、ロック科にイイヅカという後輩が入ってきたんですが、それがGRANRODEOのギタリスト、e-Zukaでした。彼とは30年来の付き合いになりますね。
聴きどころと多弦ベーシストへのアドバイス
──近年若いベーシストたちの中で多弦ベースを使う人たちが増えてきています。最後に、そういったプレイヤーたちにアドバイスをお願いします。
瀧田:5弦ベースまでは4弦と変わらないと思うんです。ただ、6弦以上になると、高い音の弦が一つの武器になってくるので、その部分が重要ですね。普通のベースよりも上の音域が出るので、いかにメロディアスに弾けるかを研究してみてほしいです。そうすればプレイヤーとして幅が広がると思います。
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