和テイストの楽曲で注目を集めるヴィジュアル系バンド
威吹&ひヵる(ダウト)『心技体』インタビュー
威吹&ひヵる(ダウト)『心技体』インタビュー
2016/01/06
「曲がメンバー全員に突き刺さるかどうかですね。」 by ひヵる
ひヵる:選曲会する時はだいたい30曲ぐらい用意しますね。
──曲順はどのようにに決められたのですか?
威吹:みんなで決めたんですが、色々と悩みました。メンバーが全部違う曲順を持ってきたんです。“じゃあ、どうしよう?”って。
ひヵる:良い意味で迷ったんですよ。どういう並びにもできたので。
威吹:小さい紙にタイトルを書いて、それを並べ替えたり。“いや、ここは違う!”みたいな。
──その中でも、一番迷ったところはあったのですか?
威吹:僕は、2曲目に「ダァァティィ・ロマンチッカァァ」を入れたかったんですけど、多数決で「OH!MATSURI MONSTER」になりました。2曲目って、アルバムの顔というか勢いを付けたいじゃないですか。僕的に該当したのが「ダァァティィ・ロマンチッカァァ」でした。でも、結果的にこの曲順で良かったと今は感じています。
──ひヵるさんはそういった曲順については何かありましたか?
ひヵる:僕は、当初2曲目を「53」したかったんですけど、もちろん今は納得した曲順ですね。
──では、ギタリスト同士で打ち合わせをしたり、スタジオで音を出しながら練ったりはしましたか?
威吹:プリプロの段階では基本的には一番しますね。曲作りではまったくないですけど。
ひヵる:お互いの家に行ったりします。
威吹:フレーズ決めなどは、僕が最初に弾いて、ひヵるに投げて弾いて微調整したり、その逆のパターンもあります。
「“ダァァティィ・ロマンチッカァァ”などは、アンプを使っていないんです」by 威吹
威吹:ProToolsです。
ひヵる:僕らは初めからProToolsを使っています。
──それは何かこだわりがあるのでしょうか?
ひヵる:使い始めた当初、ProToolsのプラグインが豊富になりはじめた時で、そこに惹かれて使っています。
威吹:そのプラグインが優秀で、実は「ダァァティィ・ロマンチッカァァ」などは、アンプを使っていないんです。
──お二人はどのプラグインを使われているのですか?
威吹:僕は「GTR」というのを使いましたね。サウンドメイクがしやすく、ひヵるとの対比がしやすいのがポイントです。ギターらしい丸みを帯びた音が出るものしようと思い、チョイスしました。
ひヵる:俺は「SansAmp」を使いましたね。ケバケバした感じが好きなので。ちょっとレンジが広いというか。歪みの系統として、今そういった音が自分の中での流行っているんです。なので、過去のアルバムを聴き返した時に、キャラが全然違うことに気づかされましたね。
──では、モニタリングする時のヘッドホンは何を使われていますか?
威吹:僕は基本的に使わないですね。スピーカーだけでモニタリングしています。耳がかゆくなるんで。
ひヵる:俺はAKG「K701」、他にもShureやbeatsなどいくつかのブランドのモデルを持っていて、用途によって使い分けています。実はちょっとDJをやっていた時期があって、そういった時、モニタリングする時のために購入したんです。その中でも「K701」は今も一番使うことが多いですね。
──スピーカーは?
威吹:自宅では、FOSTEXのものを使っています。割とリーズナブルなモデルですね。僕、フラットな音が出るものでないとダメで、ローが出やすいのは苦手なんです。なのでフラットな音が出るところが気に入っています。
ひヵる:僕は家にあるコンポのスピーカーですね。ビクターのウッドコーンを使ったモデルです。あとは、ヤマハが好きなので、「MSP5 STUDIO」も使ったりしています。自宅でそれなりの音量を鳴らせるモデルって少しサイズが小さめで、「MSP5 STUDIO」は、ちょうど良い大きさなんです。
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