大阪発のガールズバンドが放つメジャーデビューシングル!
ЯeaL「秒速エモーション」インタビュー
ЯeaL「秒速エモーション」インタビュー
2016/02/26
関西を中心に人気急上昇中の現役高校3年生ガールズバンド“ЯeaL(りある)”。作詞作曲を手掛けるRyokoのポテンシャルの高さと4人の圧倒的なライブパフォーマンスが話題となり、デビュー前にも関わらず、すでにLINE公式アカウントのフォロワーも15,000人を越えている。ここでは、フレッシュ感満載の彼女達に、デビューシングル「秒速エモーション」にかける意気込みを聞いてみた。骨太で本格的なロックが好きな人は要チェックのガールズバンドだ!
取材:東 徹夜
喧嘩の日の夜にできた曲が、3曲目の「スタートライン」なんです。
──「秒速エモーション」は最近できた曲とお聞きしましたが、デビューに向けて曲のイメージなど相当悩まれましたか?
Ryoko:デビューが決まってから100曲強くらい作りました。実は、その中で一番最後にできた曲が「秒速エモーション」で。
──デビューということで、色々と考え過ぎたのですかね?
Ryoko:そうですね。今まで曲は、自分の中でもその時々で最強だと思って出しているので、歌詞、バンドサウンド、歌メロディー、すべてにおいて、それらを超越したかったというか。あと、今回のデビュー曲は春にリリースだったので“桜”というコンセプトだけは先に決めていたんですね。桜自体は“ふぁ〜っ”としたほんわかしたイメージじゃないですか。でも、バンドサウンドは“ガツっ”とした感じにしたい思って。みんなが歌えて盛り上がれて、でも甘くなり過ぎない、時に切なくて。最終的に、これらすべてを叶えてできた曲が「秒速エモーション」です。
──曲は歌詞から作ったのですか、それとも曲と同時進行?
Ryoko:同時進行ですね。歌詞と曲を別々に書いちゃうと、なんか“こじつけた感”がでちゃって。歌詞を先に作ると、歌詞に沿ったメロディーができちゃうし、メロディーを先に考えるとそれに合わせた歌詞を作っちゃう。だから同時に出てきたもの、そのままがいいんです。
──具体的に言うと、どの部分から思い浮かんだのですか? イントロ、Aメロ、それともサビとか?
Ryoko:サビの“秒速で重なってトキが散る 夜桜の中で二人きり〜”の部分が先にできて、その次にAメロやBメロを考えました。でも、AメロやBメロのメロディーを別々に考えたので、キーが違うからそれぞれがうまくつながらなくって。なので、その時点ではボツ曲にしたんですよ。でも、みんなに聴かせたら好評だったので、構成やコードを考え直して。今に至る感じです。
──メンバーの皆さんは、最初に「秒速エモーション」のデモを聴いたときの印象はいかがでしたか?
Yurika:スゴいのきたなと思いました。サビ始まりのいい曲きたなって。
Aika:めっちゃ、新鮮やなって。なんか、爽やかな曲きたーって思いました。ボツ曲って聞いてたんですけど、そんなボツ曲に聴こえへんねんけどって(笑)。
Ryoko:今まで、デビューのために作った曲はその都度メンバーに聴いてもらってたんですけど、唯一この曲だけはメンバーには聴かせずに進行していたんですよ。
──Fumihaさんはいかがでしたか?
Fumiha:この曲を初めて聴いたときは、デモ曲という感じではなくて、すでに“これが完成系です”みたいな状態だったんですね。これ“ガチや”って思いました(笑)。
──本チャンのレコーディングまでは、どのくらいスタジオなどでリハーサルされたのですか?
Fumiha:事前にプリプロ(※)をさせてもらって。(※「プリプロダクション」の略で、本番レコーディングの前に行なう演奏や作業の準備のこと)
Ryoko:プリプロの後に2〜3回やって、もう本番みたいな。スケジュール的に切羽詰まってたんですよ。
──編曲を担当された渡辺さんとのやり取りで、何か印象的だった出来事などはありますか?
Ryoko:自分のイメージと一緒に、細かい構成や、Aメロ、Bメロ、サビがうまくつながらないことなども相談して。そうしたら、すぐに渡辺さんがギターやドラムなどの入ったデモを作ってくださって。自分が思っていた通りに仕上がってきたので、“サスガっ!”て思いましたね。
──メンバーの皆さんは、デモ曲の演奏はいかがでしたか?
Yurika:今までより難しいフレーズもあって、こんなん弾けるんか〜?って(笑)。
──では、その後にかなり練習したんですね。
Ryoko:実は紆余曲折ありまして。
──というと?
Ryoko:さっきも話したようにプリプロの後にすぐレコーディングだったんですけど、プリプロのときに色々あって喧嘩しまして。
Aika:喧嘩の最後は全員で号泣してね。
Fumiha:ほんと。まさに号泣で。
Ryoko:で、その喧嘩の日の夜にできた曲が、3曲目の「スタートライン」なんです。
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