2曲目の「Outsider」は、ЯeaL史上最強にカッコいい曲！

──そういった意味では「スタートライン」はかなり思い出深い曲になったと思いますが、歌詞などで特に好きな部分はどこですか？ まずはYurikaさんからお願いします。

Yurika：いつも聴いていて泣きそうになるのが“どん底にいた 僕ら4人が 〜 君を隣でずっと守るから”のところ。でも、どの部分も好きです。

──Aikaさんはどうですか？

Aika：“喧嘩繰り返し投げ出した後 〜 帰る場所はココしかない それだけは変わらなかった”のところです。なんか、帰る場所はここしかないというのは、私がЯeaLを始めたときから思ってることだし。

──Fumihaさんはどうですか？

Fumiha：私はAメロの“ずっと探してた僕の存在意義 〜 今なら笑える そう思えるんだよね 君は？”ですね。ЯeaLの曲で私はこんなに泣いたことはないんですよ。

Ryoko：やばい。私ももう泣きそう。実はこの曲の歌詞には今までメンバーとしゃべってきたことが入ってるんですよ。Fumihaが好きだって言ってた箇所は高1とか高2のときにお互いに話してたことだし。いまAikaが好きって言ってたところは、電話で話していたことだし。Yurikaが好きなところは、Yurikaに私が言っていたことだし。で、それ以外の歌詞はЯeaL全体のことを書いているというか。私たちは裸足でライブをやってたこともあるんです。だから歌詞の最後の方にも“裸足で駆け抜けてた”とか入っていたり。デビュー前に、辞める、辞めへんの大喧嘩したときに、やっぱりこの気持ちは忘れたらあかんなぁと思って。

──なるほど。この曲への思いがよくわかりました。それでは2曲目の「Outsider」についてお聞きします。この曲はどのように生まれたのですか？

Ryoko：これはデビュー曲「秒速エモーション」を書いているときに出来た曲で。いつもそうなんですけど、デビュー曲のように“これっ”て決めて曲を作る場合には、“これ”じゃない曲がいっぱいできるんですよ。その中の1曲なんですけど、ЯeaL史上最強にカッコいい曲になりました。歌詞もわりと挑戦的なことを歌っています。

──こちらの曲も歌詞などはサビから思い付いたのですか？

Ryoko：はい。基本的に私は1サビ、2A、2B、2サビ…みたいな感じで作っていくんですよ。で、そのままのノリでイントロ、Aメロ（1A）、Bメロ（1B）と足して。これもサラッとできましたね。

──1日くらいで？

Ryoko：いえ。１時間くらい。アコギで。この時期はデビュー曲のためにいっぱい作っていた頃で、歌詞と曲が同時に降ってきて、だぁーとすぐにできたんですよ。

──その原曲はパソコンに録るのですか？

Ryoko：ボイスレコーダーに録ります。

──メンバーの皆さんは、この曲を聴いたときの第一印象はいかがでしたか？

Yurika：久々に激しい曲きたなって感じでした。ЯeaLって、わりとエモいウッてなるところがある曲もあるん曲が多いんですけど、この曲は激しめのロックで。カッコいいなと。

Aika：今回のデビュー曲は3曲とも好きですけど、正直これが一番好きかな。テンポ感とか曲の雰囲気とか。

Fumiha：最初、ドラムとボーカルとボーカルのギターがめっちゃ速いテンポでのワンコーラスを聴いたんですよ。他にも候補曲があったんですけど、これがいいなと思った記憶があります。

──この「Outsider」のレコーディングは、「秒速エモーション」と同じ日に行なったのですか？

Ryoko：いいえ。全曲違う日に録りました。「秒速エモーション」が11月の終わり、「Outsider」が12月の終わり、で、「スタートライン」は1月ですね。

──レコーディングのときは、オーソドックスにドラムやベースから録音していくのですか？

Ryoko：そうですね。