瀬川あやかがメジャーデビューシングル「夢日和」を6月15日にリリースした。彼女は現在、都内の病院で看護師として勤務しながら音楽活動を行なっていることで話題の “可愛すぎる現役看護師シンガーソングライター” だ。ここでは、そんな瀬川あやかが看護師とシンガーソングライターの二足の草鞋という道を選んだ理由やデビューシングルにかける意気込み、初回限定盤に収録されるDVDの見どころなどについて聞いてみた。今年ブレイクが期待されている彼女に今から注目しておこう！

取材：橋本周大（編集部）

──今作は記念すべきメジャーデビュー作品ですが、まず今の率直なお気持ちを教えてください。

瀬川：楽しみですし、ワクワクしています！　自分の楽曲が世の中に出て行って、どういう反応があるのかなと。もちろん不安もあるんですけど、それも含めて楽しみです。

──デビューのお話をいただいた時はいかがでしたか？

瀬川：「まさか!?」という感じですね（笑）。もちろんデビューしたいという気持ちはありました。ただ、それよりも大勢の人に向けて歌を歌いたいという思いが大きかったです。決して「有名になりたい、大物になりたい」という気持ちが先行していたわけではありません。あくまできっかけとして。

──今作の表題曲「夢日和」はいつ頃に作られた曲なのですか？

瀬川：デビューのお話をいただいた後ですね。ちょうどその時期が看護師との両立を決めた時で、上手くいかない歯がゆさや不安といったことを感じていたんです。その頃に作りました。

──この曲以外に候補曲はあったのですか？

瀬川：そうですね。いっぱいというわけではないのですが、何曲かありました。その上で「元気の出る曲が良いね」というお話をしていて、その中でも今の自分にピッタリだということが決め手になりました。

──「夢日和」はどのように作られたのですか？

瀬川：私は曲を作る時、いつも歌詞から先に書きます。それから歌詞の世界観や自分が持っていきたい雰囲気に合わせて鼻唄でメロディを歌ってみたりだとか、単純にコードを鳴らしてそこから考えたり。作曲をする時は基本的に自宅にあるピアノを弾くことが多いです。

──歌詞はどの部分から書かれましたか？

瀬川：「夢日和」はAメロから書きました。ここでは自分の中の不安な気持ちを出して書いていて、そこからサビへ向けてどうやって気持ちを明るくポジティブ持って行こうかということを考えました。基本的にはAメロから順番に書きますね。

──ご自身が一番気に入っている箇所はどのあたりですか？

瀬川：最後のサビ部分の4行「誰かが望むような人になりたいという願う毎日～」ですね。ここは曲調が落ち着くところなのですが、誰かに認められたくて人から求められていることだけをやると、自分の個性がなくなり楽しくなくなると思うんです。そうなると、伝わるものも伝わらなくなってしまうので。「そういうことも大事だけど、本当に大事なことは自分の気持ちだよ」という思いを込めました。ここは自分にも言い聞かせている歌詞なので気に入っています。

──「君」というのは誰を指しているのでしょうか？

瀬川：私としては、ファンの人達に成長した自分の姿を見せたいという意味合いを込めて “応援してくれる皆” という位置付けで書いています。でも、聴いている人が色々なものに当てはめてくれたら良いのかなって思っています。

──自分の中での意味合いもあるけど、それぞれ自由に解釈して欲しいと？

瀬川：それはものスゴく大事だと思います！　人それぞれで必要な言葉って絶対違うし、一つの言葉をとっても捉え方は違うので。その時に必要な言葉やメロディを取捨選択してもらって、自分のワンシーンに当てはめてもらえたら、それは本当に素敵なことだと思いますし嬉しいです。

──基本的に日本語がメインになっていますが「Shiny day」という部分だけ英語ですね。

瀬川：シンプルにキャッチーなフレーズが欲しかったんです。日本語って固くなってしまう時があると思うんです。直訳すると「晴れた日〜」だと変な感じになってしまうので（笑）。それに私は英語が得意な方ではなくて。なので誰にでもわかるような英語にしています。