ハモリの最も基本的なスタイル
超定番の3度下を足す2声ハーモニー
【コーラスメロディーの作り方 その1】
超定番の3度下を足す2声ハーモニー【コーラスメロディーの作り方 その1】
2015/10/29
ポップスに欠かせないコーラスには、いくつかの基本スタイルがある。連載シリーズ【コーラスメロディーの作り方】では、1つの歌メロを例に、8回に分けてコーラスの付け方を譜例と
共に解説する。第1回目は定番の2声ハーモニースタイルを紹介しよう!
- ▶元になる歌メロ
歌メロは、女性ボーカルが歌うことを想定した、ミディアムテンポのJ-POP風のメロディにした
超定番の3度下を足す2声ハーモニー
歌メロと同じリズムと歌詞で、3度下の音程を歌う、ハモリの最も基本的なスタイルだ。歌メロの下を支えるように厚みが加わるので、歌メロを主役にした自然なハーモニーが作り出せる。「とりあえずハモリたい!」と思った時は、この3度下のスタイルを試してみよう。
なお、3度は「長3度」と「短3度」のハモリがあるが、「Cメジャースケール」の音を使えば外すことはない。しかし、3小節目の4拍目の歌メロ「シ」に対するハモリはE7に準じて「ソ」ではなく、「ソ♯」になる。このようにコードによってハモリの音が変わることもあるのだ。
- ▶ONE POINT ADVICE
サンプル曲の3〜4小節目のコード進行は、最後のAmをトニック(Ⅰ)と考えた時に、最も終始感が強くなるのは「E7→Am」なので(ドミナントモーション)、手前のコードは「Em」ではなく「E( 7)」にしている。そのため、ハモリも短3度(ソ)ではなく、長3度(ソ♯)となる。
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