歌メロに華やかな印象を追加
3度上で華やかに彩る2声のハーモニー
【コーラスメロディーの作り方 その2】
3度上で華やかに彩る2声のハーモニー【コーラスメロディーの作り方 その2】
2015/10/30
ポップスに欠かせないコーラスには、いくつかの基本スタイルがある。連載シリーズ【コーラスメロディーの作り方】では、1つの歌メロを例に、8回に分けてコーラスの付け方を譜例と共に解説する。第2回目は3度上を使った2声ハーモニースタイルを紹介しよう!
- ▶元になる歌メロ
歌メロは、女性ボーカルが歌うことを想定した、ミディアムテンポのJ-POP風のメロディにした
3度上で華やかに彩る2声のハーモニー
前回解説した3度下よりも華やかな印象になるのが、3度上を歌うハーモニーだ。歌メロよりもピッチが高くて目立つので、歌メロとコーラスとの音量などのバランスが重要になる。その他、エコーやEQ処理などで、メインのボーカルとのメリハリを付けよう。
また、最初から最後までハモるのではなく、アクセントを付けたい部分だけ3度上でハモるのも効果的だ。なお、譜例の2小節目は、「ソ」の3度上となる「シ」でも問題はないのだが、響きを安定させるために4度上の「ド」にしている。3度のインターバルにこだわらず、状況に応じて調整していこう。
- ▶ONE POINT ADVICE
譜例ではフレーズ全体を3度上でハモっているが、アクセントとしてハモリを加えるならば、2小節目の休符を境界線にして、前半の2小節か後半2小節のいずれかをハモるといい。ラストのAm7の部分の3度上の「ソ」は音域的に苦しいので、前半でハモる方が無難だ。
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