結成17年目、9年ぶりのフルアルバムが堂々完成!
中山加奈子(VooDoo Hawaiians)『Would You Like Comin' to the Parade?』インタビュー
中山加奈子(VooDoo Hawaiians)『Would You Like Comin' to the Parade?』インタビュー
2015/11/23
レコーディングについて
──レコーディングはどのように進めたのですか?
中山:最高に楽しいレコーディングでした。リズム録りは高崎市のTAGO STUDIOで4日間でやったんですけど、みんなすごく集中してレコーディングに臨めたんです。それぞれホテルの部屋は違うけれども、ほぼ合宿状態で録音しました。
──印象的な出来事はありましたか?
中山:(しみじみと)駅前で買ってきた鳥めしはみんなに元気を与えてくれましたねぇ
もう、すごくおいしくて! レコーディング合宿4日間で2回も買いに行きました。それに代表されるじゃないけど、メンバーだけじゃなくスタッフさんも含めて、とても良い雰囲気でした。東京に戻って少し時間をおいてダビング作業をしたんですけど、その時もレコーディング中ずっと良い空気が流れていて、本当に充実した日々でしたね!
──まずリズム隊を録音してからギター、ボーカルといった流れでしょうか?
中山:いや、ベーシックの演奏はみんなで「せーのっ」で録りました。今回は、まず先にそういう録り方がしたいって言うのがあったんですよ。ギターのダビングや歌録りは後からもやりましたけど、今の4人が同時に音を出した時に生まれる勢いを作品に込めたかったので、みんなで一斉に録りました。
Fender「Telecaster」60周年記念モデル
Gibson「SG」
Gibson「SG Junior」
──続いて、中山さんがレコーディングに使用した機材を教えてください。
中山:エレキギターはFender「Telecaster」の60周年記念モデルと、Gibson「SG」、Gibson「SG Junior」を使ってます。アコギはGibson「Hummingbird」。レコーディング時のアンプはMesa/Boogie「MARK1」です。
──レコーディング時のメンバーの様子ははいかがでしたか?
中山:今回の作品は、メンバー4人それぞれが持ってる音楽性が最大限活かされていると思います。
メンバーはみんなロックンロールが大好きなんだけど、それぞれルーツとして色んな音楽をたくさん聴いているんですね。そういったメンバーの音楽への造詣の深さが、アレンジのアイディアや演奏から強く感じられて、レコーディング中に「すごいな!」って感動する場面が何度もありました。
──いわゆる“バンドマジック”が起きてるという実感があったんでしょうか?
中山:すごくありました! それぞれに「この人じゃないとこの曲はこんな仕上がりにならない」っていう、いろんなマジックが起きていましたね。
──趣味嗜好がバラバラだからこそ、お互い持っているものが相乗効果を作っていったんですね。
中山:歌詞のことでも、メンバーがふと言ってくれたことがヒントになる場合もあって。そういった化学反応がすごく多いレコーディングでした。で、そんなメンバーの周りのレコーディングスタッフさんや、レコーディング環境。もっと言えば、応援してくださる方々や、ツアーで出逢った方や仲間、あと、おいしいものとか(笑)。そのすべてがあったからこそ完成した作品だと思います。
──ミックスの感じもロックンロールアルバムらしい、生っぽくて良いミックスだと思います。
中山:ね! 素晴らしいですよね! ホントに。今回もレコーディングエンジニアを赤波江さんがやってくれたことが何より大きかったです。制作途中のラフミックスの段階からもうすごくカッコ良くて、メンバー全員がレコーディング期間中から聴きまくってました。私もラフミックスをこんなに聴いたのは人生で初めてでしたよ。
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