12月16日発売の3rdシングル

丸本莉子「つなぐもの」インタビュー

丸本莉子「つなぐもの」インタビュー

2015/12/10


歌声が“弦楽器のビオラと同じような周波数”を持つと解析され、先日もスポーツ誌などで話題となった今注目の女性シンガーソングライター丸本莉子。そんな彼女が12月16日に3rd配信シングル「つなぐもの」-EPをリリースする。ここでは「つなぐもの」で表現したかったことや、カップリング曲「がんばる乙女〜Happy smile again(2016奥四万十博テーマソング)」に込めた思いなど、その制作過程も含めてじっくりと話を伺った。ボーカリストはもちろん、シンガーソングライターを目指す人も必見のインタビューだ!

取材:東 徹夜


倦怠期というか、ちょっとモヤモヤした感じを歌った曲がなかったんです。


──「つなぐもの」はいつ頃作られた曲なのですか?

丸本:二十歳のときに作りました。もともとインディーズ時代に出していた曲なのですが、メジャーで出すという話になったときにプロデューサーさんにも気に入って頂いて。

──どのようなきっかけで生まれた曲なのでしょうか?

丸本:基本的には実体験ですね。付き合っている彼にフラれる直前に書いた(笑)。

──モチーフとして最初にできた歌詞やメロディはどの部分ですか?

丸本:曲の始めの「わたしとあなたを つなぐものってなんだろう」という歌詞の部分ですね。歌詞としては、「会いたいと 一言聞けたら 全て放り出して 飛んでゆくのに」の部分も早かったです。当時は歌詞の1番ができてメロディーを付けて、2番ができてまたメロディーを付けて…という風に作っていました。

──「つなぐもの」で伝えたいメッセージとは?

丸本:当時(インディーズ時代)は単純なラブソングや失恋ソングはあるけれど、その中間の倦怠期というか、ちょっとモヤモヤした感じを歌った曲がないなと思って作ったんです。でも今回リリースするにあたって、私も少し大人になったので二十歳の恋愛観とは違うアプローチで。言葉も幼かったのですが、実は歌詞とかも変えています。

──具体的には?

丸本:例えば「言葉にしなくちゃ」を「言葉にしないと」、「あたし」と歌っていたのを「わたし」にしたり。特に言い回しですね。あと、「言葉にしないと伝わらなくて」といっておいて、最後に「愛している 言葉にはならない」としている部分とか。恋愛って矛盾を含んでいるというのも伝えたくて。どうにもならない部分もあるけど、でも前を向いていくみたいな。だから歌詞全体としては“最初は不安から始まるけど最後は前向きに2人でつないでゆこう”という感じになっています。

──今回、ミュージック・ビデオではファッション誌「nonno」の専属モデル佐谷戸ミナさんとも共演されていますよね?

丸本:はい。ミュージック・ビデオでは、恋人という枠を超えて、家族とか友達における「つなぐもの」がテーマになっています。佐谷戸ミナちゃんが、朝ベッドで起きると赤い糸が見えて、その糸がみんなとつながって行くみたいな。ストーリー仕立てになっているので、ぜひ見ていただきたいですね。


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「つなぐもの」

2015.12.16 Digital Release
700円(税込)
★12/16〜12/27
期間限定
Special Price 500円(税込)


1.つなぐもの
2.がんばる乙女〜Happy smile again
(2016奥四万十博テーマソング)
3.つなぐもの(Instrumental)
4.がんばる乙女〜Happy smile again
(Instrumental)

丸本莉子(マルモトリコ)

広島出身のシンガーソングライター。
音楽好きの両親の影響で物心つく頃から大の歌好き。高校2年頃からギターの弾き語りを始め、オリジナル曲も作るようになる。
高校卒業後は約2年にわたる介護の仕事と音楽活動の二足のわらじ期間を経て、プロを目指して上京。インディーズ時代には全国300カ所以上を歌い歩き、地元・広島県安芸太田町から町のサポートソングを依頼されるなど、テレビ番組、CM、キャンペーンソングを数多く手掛けて注目を浴びる。
2015年6月、史上初のハイレゾ先行配信によるデビューシングル『ココロ予報』でメジャーデビュー。ハイレゾ配信3サイトのデイリーチャートで1位を獲得し、3冠達成。その後、2ndシングル『やさしいうた』、1stミニアルバム『こころココロ予報~雨のち晴れ~』を発表し、このほど3rd配信シングル『つなぐもの』をリリース。
いつも見知っている景色を、親しみやすいメロディーと言い得て妙な歌詞に置き換え、一度耳にしただけで印象に残る個性的な声で歌う丸本莉子。特にデビュー以来、“癒しの歌声”としてマスコミでも大きく取り上げられ話題となっているその声は、日本音響研究所の音声分析によっても、“弦楽器のビオラに似た周波数を持つ、聴く人に音の厚みや暖かみを感じさせる音声”と分析されている。
最近は「見たい聴きたい」という音楽的な興味好奇心が一気に広がり、ロックやポップはもちろん、カントリーや民族音楽まで思いつくままに吸収中。

 

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