今よりも大きな音で曲作りができる!
宅録ルーム構築&防音術
(アビテックスやVERY-Qに注目!)
宅録ルーム構築&防音術(アビテックスやVERY-Qに注目!)
2017/05/25
一般家屋の部屋で音楽制作をすると、必ず音漏れの問題に直面します。ここでは、音漏れ対策の決定打とも言えるヤマハの「アビテックス セフィーネNS」と、簡易防音ルーム&吸音材として注目を集める「VERY-Q」を紹介したいと思います。また、宅録に便利なマイク、ヘッドホンなどもチェックしていきましょう。
◉ヤマハアビテックス・シリーズ
アビテックス セフィーネNS
問:アビテックス(防音室) TEL:0570-070-808 http://jp.yamaha.com/avitecs/
写真はアビテックスを室内に設置したイメージ。自然な響きと明るい室内で、長時間の演奏やレコーディングの作業が快適に行なえる。まさに宅録ルームにピッタリのクリエイティブな空間が実現するのだ
セフィーネの内部にシンプルな音楽制作システムを構築したところ。これなら外部への音漏れを気にせずに録音やミックスに集中できる
音の響きをナチュラルにして快適な宅録環境が作れる「防音室」
ヤマハの「アビテックス セフィーネNS」(以下セフィーネNS)は、“ナチュラルなサウンドで楽器の演奏ができる環境”を徹底的に追求して開発された防音室です。独自の構造により「Dr-35/Dr-40」(※)という非常に優れた遮音性能を実現しており、人がうるさいと感じる騒音を、気にならないレベルまで下げることができます。
ラインナップは、ボーカルやギターの演奏や、クラリネットやフルートなどの管楽器の練習に最適な0.8畳タイプから、ピアノが設置できる4.3畳タイプまで様々なサイズが用意されています。
内部には同社独自の技術を投入したセフィーネNS専用の「音場壁パネル」が組み込まれているので、設置後すぐにナチュラルな音の響きが楽しめます。さらに、この音場壁パネルは、中央部の吸音材を取り外すことができ、防音室内の音響特性をコントロールできるようになっています。また、音に配慮した換気扇が装備されているのも特徴で、非常に静かな室内空間を実現しています。
※定型タイプのセフィーネNSは、0.8畳〜4.3畳がラインナップされており、設置する部屋の大きさに応じて選べる。本体価格は¥580,000より(0.8畳)
好みの響きに調整できる音場壁パネル
購入前にセフィーネNSを試せるレンタルサービスを利用しよう!
写真は0.8畳タイプのセフィーネNS
購入する前にセフィーネNSをじっくり試してみたいという人には、「ヤマハ防音室レンタル」というシステムを利用するのがオススメです。
このシステムを利用すると、毎月1万3千円程度の料金で、セフィーネNSの0・8畳タイプをレンタルできます。最低15ヵ月の契約で、契約金、配送・組み立て費用は不要です。また、レンタル料を充当しての途中購入も可能となっています。
このレンタルシステムを使ってセフィーネNSを導入すれば、近隣に気を遣わずに、楽器演奏や音楽制作を思う存分楽しむことができます。
問:㈱ヤマハミュージックジャパン
営業企画部レンタル・リース課
TEL:0120-381-808
http://rental.yamahamusicjapan.co.jp/rental/c/c30/
◉VERY-Q(簡易防音ルーム&吸音材)
VQP/HQP960 ブースセット
問:宮地楽器 防音事業部 TEL:042-384-3322 http://www.miyajimusic.com/
価格:オープンプライス(¥222,200)※色はグレーとアイボリーの2色
※基本サイズ 外寸:960(W)×2,050(H)×960(D)mm内寸:860(W)×1,890(H)×860(D)mm
モデル:山際華代(ウッド)
パネルを専用のマジックテープで貼るだけで
組み立てられる手軽な「防音室」
VERY-Q(ベリーク)は必要な場所にすぐに設置可能で、フレキシブルに使える簡易防音&吸音システムです。各パネルを専用のマジックテープで貼るだけで組み立てられるので、専門的な知識や特別な道具は一切必要なく、ブースを作ることができます。解体も簡単に行なえるので、部屋の模様替えや引っ越し時などにも便利です。その他、床材や天井なども用意されており、その隙間を専用のマジックテープでふさげば、階下への低域振動の伝達や上の階などへの音漏れもしっかりと抑えられます。
写真は、ボーカルブースとして使用しやすい960(W)×2,050(H)×960(D)mmの0.5畳サイズで、他にも宅録ルームの壁やモニタースピーカーの背面の吸音用に1枚だけこのパネルを置くなど、アイディア次第で自由なセッティングが可能です。
VERY-Qのサウンドは、楽器の響きを殺し過ぎない適度なドライさで、楽器練習からDTM、さらには正確なモニタリングが必要なミックス時などにも有効です。なお、新製品として、待望の「換気扇付きモデル」が近日発売予定となっています。
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