ギター、ベース、歌などを1人で録っているマルチプレイヤー必見!
オーディオインターフェイス付きの「小型ミキサー」を導入すると、宅録の作業効率が劇的に改善!
オーディオインターフェイス付きの「小型ミキサー」を導入すると、宅録の作業効率が劇的に改善!
2019/10/14
宅録機材を購入する時、音質や価格と共に気にしたいのが作業性の良し悪しです。効率的に作業が進められる便利なアイテム、「小型ミキサー」を紹介します。
文:本多理人(サウンド・デザイナー編集部)
ケーブルを挿し直すことなく次々と色々な楽器を録音できる
サウンドクラフトNotepad-12FX(オープンプライス/¥17,800)。4イン/4アウトのオーディオインターフェイス機能を持つ12チャンネルミキサー。マイク/ライン/Hi-Zインを兼用するコンボ端子が4系統と、ステレオライン入力が4系統用意されている
ギターを弾いて、ベースを弾き、歌を重ねて、曲を作る。そんなマルチプレイ・スタイルで宅録をする人には、小型ミキサーの導入をオススメします。
小型ミキサーには複数のインプットがあるため、ギター、ベース、マイクなどをつなぎっぱなしにしておくことができます。そのため、ケーブルを挿し直すことなく楽器を持ち替えられるので、思いついたパートから即座に録音していけるというメリットがあるのです。
ミキサーの各チャンネルには、ゲイン、EQ、レベルなどのコントロールが備わっています。楽器や自分の声に合わせてそれぞれのパラメーターを設定しておけば、音作りやレベル調整に手間をかけずに済みます。これが効率良く作業が進められるポイントです。
今オススメなのが、サウンドクラフトの「Notepad Series」という、オーディオインターフェイス機能付きの小型ミキサーです。仕様の異なる「Notepad-12FX」、「Notepad-8FX」、「Notepad-5」の3モデルがあり、いずれも上位機種譲りの高品位なマイクプリを装備。サウンドクラフトならではの温かみのあるブリティッシュサウンドが得られる点も魅力です。ファンタム電源やHi-Zボタンの搭載により、コンデンサーマイクでの録音やエレキギター/ベースの直接接続もできます。
また、Notepad-12/8FXのミドルEQは、ブースト時は広い帯域、カット時は狭い帯域に対して作用するため、音色の微調整をする時に、思い通りの結果に素早くたどり着けるでしょう。
さらに、スタジオリバーブの名ブランドである、レキシコンのエフェクトが搭載されている点にも注目です。リバーブ、ディレイ、コーラスなどのエフェクトは、ボーカルの表現力を引き出す際に非常に重宝します。
そして、何と言ってもUSBオーディオインターフェイスとして機能するのがうれしい点で、別途オーディオインターフェイスを用意する必要はありません。Notepad-12FXは4イン/4アウト、Notepad-8FXとNotepad-5は2イン/2アウトに対応しています。
Notepad-8FX(オープンプライス/¥14,800)。2イン/2アウトのオーディオインターフェイス機能を持つ8チャンネルミキサー。マイク/ライン/Hi-Zインを兼用するコンボ端子が2系統と、ステレオライン入力が3系統用意されている
Notepad-5(オープンプライス/¥11,800)。2イン/2アウトのオーディオインターフェイス機能を持つ5チャンネルミキサー。EQは2バンドで、エフェクトは搭載されていない。マイク/ライン/Hi-Zインを兼用するコンボ端子が1系統と、ステレオライン入力が2系統用意されている
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