曲作りを強力に支援!
初心者にやさしいDAWソフト「ABILITY Pro」の作曲サポート機能を紹介
初心者にやさしいDAWソフト「ABILITY Pro」の作曲サポート機能を紹介
2015/12/18
現在では数多くのDAWソフトが発売されていますが、曲作りをサポートしてくれる便利な機能を数多く搭載しているのがインターネット社が開発した「ABILITY Pro」です。作曲に慣れていないビギナーまでサポートしてくれる、同ソフトならではの機能を紹介しましょう。
文:平沢栄司
ABILTY Proの概要
ABILITY Pro
価格:¥56,000
ABILTY Proは、同社の人気DAWソフト「Singer Song Writer」の後継として登場したWindows専用のDAWソフトです。波形編集やボーカルのエディットなどの高度なオーディオ機能を備えていると同時に、打ち込みや作曲を支援する様々な機能が用意されている点、そして、国産ならではの手厚いユーザーサポートが用意されているのが同ソフトの特徴となっています。つまり、初心者から上級者まで幅広く使える、多機能かつ高性能なDAWソフトなのです。
また、MIDIで演奏するソフトシンセや、ミックスでの音作りに欠かせない高性能なエフェクターも数多く内蔵しているので、ABILITY Proを手にしたその日からパソコンを使った音楽制作をスタートすることができます。
注目機能1:アレンジ機能やAUDIO/MIDIフレーズデータを使えば伴奏が簡単に作れる
コードトラックには、直接入力や入力支援機能を利用してコード名を打ち込む以外に、付属のコード進行のデータを貼ることもできる
ABILITY Proは、様々なジャンルのイントロからエンディングまでのアレンジデータを元に5パートの伴奏が作れる「アレンジ機能」や、およそ70ジャンル/3,900種類のAUDIOフレーズと、3,400種類のMIDIフレーズなど、曲作りを強力にサポートしてくれる機能を搭載しています。マウス操作で直感的にフレーズをトラックへ貼っていくだけで曲を作ることができ、自分で打ち込む手間を省いて、思い浮かべたイメージを素早く具体的な音にしていくことができます。この時、コードトラックにコード名を入力しておけば、それに合わせてアレンジやMIDIフレーズのデータが変換され、AUDIOフレーズは自動的にソングのテンポと同期してくれます。
左側にあるジャンル分けされたフォルダの中から、5パート分のアレンジを試聴し、気に入った部分をトラックへ貼って伴奏を作っていく
トラックに貼ったAUDIOフレーズやMIDIフレーズは、その終端をマウスでドラッグすることで任意の小節まで繰り返して再生(ループ再生)することができる
注目機能2:リズムの乱れやフレーズを補正できる「ビートエディタ」
ビートエディタ
ABILITY Proは、録音したギターなどのリズムの乱れやフレーズを補正できる「ビートエディタ」を搭載しています。また、この機能を使うと、スライスした波形を入れ替えたりすることでまったく新しいフレーズを作ることも可能です。
注目機能3:作成した伴奏トラックをバックに、高音質でギターや歌を録音できる
オーディオトラックでは、最高で24ビット/192kHzの高品位な音質によるレコーディングが可能です。録音を開始するまでの流れは非常にスムーズで、録りたいトラックのオーディオミキサー・インスペクタを開けば、録音レベルの調整やエフェクトの設定などを1つの画面で済ませることができます。あとは、伴奏トラックに合わせてギターなどの楽器の演奏やボーカルを多重録音していけば、1人でも重厚なバンドアンサンブルが再現できます。
DAWソフトの操作でつまずきやすい録音前の下準備が、1つの画面でまとめて行なえるインスペクタが用意されている
また、各トラック内には、最大64本のトラックを作ることができます(これを「バーチャルトラック」と言います)。1つのトラックの中に複数のテイクを録るための「ループレコーディング機能」や、録った後からベストテイクをセレクトすることができる「Activeモード」と「Chainモード」といった機能も装備し、楽器の演奏が不得手でも完成度の高いトラックを制作することができます。
バーチャルトラックに録った各テイクは、簡単なマウス操作でベストテイクを選んで組み合わせることができる
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