2016年注目の宅録ブランド&製品を一挙公開!

SPL(エスピーエル)【世界各国の音楽、放送業界から注目されているドイツのオーディオ機器ブランド】

SPL(エスピーエル)【世界各国の音楽、放送業界から注目されているドイツのオーディオ機器ブランド】

2016/04/13


【ブランド プロフィール】

SPLを有名にしたVitalizer

MMCマスタリングコンソール

SPLは、1984年から音楽、映画、マルチメディア、放送局用にアナログとデジタルの両方の機器の開発と生産を行なってきたドイツのオーディオ機器ブランドです。

中でも有名なのが、マスタリングEQの「Vitalizer」(バイタライザー)と、世界初のレベル独立型ダイナミックプロセッサー「Transient Designer」(トランジェントデザイナー)、5.1chのマイクシステム「Atmos」(アトモス)などです。

これらの製品は、革新的なアプローチと操作性の良さで世界各国の音楽・放送業界から注目を集めていますが、最も注目すべきはその卓越した信号の処理方法にあります。そのひとつが120Vのオペアンプ「SUPRA」(スープラ)で、これにより品質の面でも最高のデジタル処理を行なうことが可能になっています。この120V技術が最初に搭載されたのが「MMCマスタリングコンソール」です。

120V技術は、その後ヘッドホンアンプの「Model1320」など、現在ではSPL製品のトレードマークとなっています。なお、近年はオーディオインターフェイス「Crimson」(クリムゾン)と「Madison」(マディソン)を発表し、USBやMADIを活用するクリエイターやミュージシャンの市場にも進出しました。
 


【注目モデル1】

Creon(¥62,500)

世界中の放送局で認められたサウンドクオリティを継承した
オーディオインターフェイス

「Creon」(クレオン)は、SPLならではのハイクオリティなプリアンプやモニターコントローラー、USBオーディオインターフェイス機能をひとつのデバイスにまとめた製品です。録音/再生などの操作やモニターの切り替え、AD/DAコンバートなどを1台で行なうことができます。

サウンドのクオリティは、最高24ビット/192kHzに対応しており、2系統のSPLディスクリート・マイクプリアンプを搭載しています。
また、iOSデバイスによる録音とモニタリングに対応した「USB Class2.0コンプライアント」にも対応しています。

 


【注目モデル2】

Model 1320 Phonitor mini(¥86,000)
Model 2861 2 Control(¥85,000)

アナログ機器のパフォーマンスを最大限に引き出してくれる
ヘッドホン用モニタリングアンプ

Model 1320 Phonitor mini(左)、Model 2861 2  Control(右)

「Model 1320 Phonitor mini」(フォニターミニ)は、SPLの基幹技術である「アナログオペレーティング120Vテクノロジー」を採用し、スピーカーシミュレート機能を搭載した、 シンプルな操作性と低価格を実現したヘッドホン用のモニタリングアンプです。

一般的なオーディオ機器が30Vや36Vで動作しているのに対して、本機は約4倍の電圧で動作するため、入力においては30dBを超す広いヘッドルームを実現し、130dB以上のダイナミックレンジと、100dBを超すS/N比を誇っています。

ホームスタジオのヘッドホンアンプとして使うのはもちろん、 Hi-Fiオーディオの試聴用、あるいはモバイルレコーディング、スタジオでのミキシングといった様々な用途で使用することができます。

SPLには他にも、コンパクトなボディながら2系統のステレオソース入力と3系統のスピーカー出力、メイン出力とは独立したヘッドホン出力を2系統搭載したモニターコントローラー「Model2861 2 Control」もラインナップされており、ヘッドホン出力には頭内定位を軽減する「CROSSFEED」というユニークな機能を搭載しています。

 


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