2016年注目の宅録ブランド&製品を一挙公開!
EVE Audio(イヴオーディオ)【新たな価値観を提案するドイツの新進モニタースピーカーブランド】
EVE Audio(イヴオーディオ)【新たな価値観を提案するドイツの新進モニタースピーカーブランド】
2016/04/13
【ブランド プロフィール】
ドイツのベルリンに本社を置いているEVE Audioは、いくつかの制作会社や放送局が本拠を構えている「メディア・シティー」と呼ばれるエリアにあります。ドイツが東西に分かれていた時代には、東ドイツの国営放送局の中枢施設が存在していました。
EVE AudioのCEO、ローランド・シュテンツ氏は、ベルリンの壁の外側、つまり旧東ベルリンで育ち、幼少の頃から音楽と電子回路に興味を持ち、その後は東欧のニーヴと称えられることもある旧東ドイツの放送機器メーカー「RFZ」に研究開発者として勤務し、技術者としてのキャリアをスタートさせます。国営放送に必要な機材のほとんどをRFZは作っており、東西ドイツ統合後は、ベルリンのハイファイ・オーディオ機器メーカーに移り、電子回路の研究を続けました。その後は、スタジオモニターの世界に入り、2011年にEVE Audio
GmbHを設立しました。
モニタースピーカーは、大規模スタジオ向けからホームユースまで様々な価格帯の製品が市場に溢れており、競争過多となっている中、同社は新たな価値観を提案するモデルを開発して、人気を博しています。
ローランド・シュテンツ氏
本社の近くにあるベルリンテレビ塔
【注目モデル】
SC305(¥128,000/1本)
SC407(¥348,000/1本)
左右対称の設計にこだわり、横にも縦にも設置可能な
3ウェイ&4ウェイ・モニタースピーカー
3ウェイ・モニタースピーカーSC305
4ウェイ・モニタースピーカーSC407
EVE Audioの「SCシリーズ」には、同社独自の3ウェイシステムを採用した「SC305」と、4ウェイシステムが採用された「SC407」があります。センターに高域を再生するツイーターを配置して、その両脇に同じ口径のウーファーを左右対称に搭載しつつも、それぞれ違う帯域を再生させるという方式を採用しているのが特徴です。
もし両方のウーファーで同じ帯域を再生して同じ位相で振動させると、音波の干渉が発生し、音波を強め合う部分と弱め合う部分が交互に並んだ櫛状のむらが生じ、その結果、良好なスイートスポットを得ることが難しくなります。
この影響を極力減らすために、例えばSC305の場合は片方のウーファーが350Hzを中心とするクロスオーバー帯域から下を再生し、もう一方のウーファーが350Hzと2.8kHzを中心とするクロスオーバーに挟まれた帯域を再生するようになっています。
モニタースピーカーは、大規模スタジオ向けからホームユースまで様々な価格帯の製品が市場に溢れており、競争過多となっている中、同社は新たな価値観を提案するモデルを開発して、人気を博しています。
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