DTM初心者も高品位な曲作りができる「作曲支援機能」などを搭載

高音質で使いやすいDAWソフト「ABILITY 2.0」で曲作りを始めよう

高音質で使いやすいDAWソフト「ABILITY 2.0」で曲作りを始めよう

高音質で使いやすいDAWソフト「ABILITY 2.0」で曲作りを始めよう

2016/07/13


国産DAWソフト「ABILITY」が2.0にバージョンアップされました。ラインナップとしては、高音質化やMIDI&オーディオ関連機能の強化によって基本機能が進化し、クオリティの高い新しい音源と多彩なエフェクトなどのプラグインが追加された「ABILITY 2.0 Pro」と、機能を厳選して価格を抑えた「ABILITY 2.0 Elements」が用意されています。
文:平沢栄司

DTM初心者も高品位な曲作りができる「作曲支援機能」を搭載

「ABILITY」は高度なオーディオ機能と作曲を支援する様々な機能を併せ持ったDAWソフトです。演奏や歌をレコーディングして曲を仕上げていけるのはもちろん、豊富なフレーズ素材やアレンジデータを活用してバックトラックの制作をスムーズに進めていくこともできます。

レコーディングに便利な機能として、信号の流れやエフェクトの接続をひと目で把握でき、簡単に録音を始めることができる「オーディオミキサーインスペクタ」や、複数のテイクを管理&編集してベストテイクが作れる「バーチャルトラック」と「チェインモード」などの基本性能が充実。また、ソングエディタ上の非破壊編集に加えて、「ウェーブエディタ(波形編集)」や「ビートエディタ(タイミング編集)」、「ボーカルエディタ(ピッチ補正)」などの編集機能も用意されています。

バックトラックの作成に使える作曲支援機能では、トラックに貼るだけですぐに使える「AUDIO/MIDIフレーズ」が便利です(バージョン2.0では、EDMのフレーズを200ファイル追加)。どのフレーズもたんにそのまま再生されるのではなく、「コードトラック」であらかじめ設定しておいたコード進行に自動的にトランスポーズされるので、簡単に自分の曲にマッチした伴奏が作れます。コード進行についてもプリセットのデータが用意されているので、試聴して気に入ったものをコードトラックへ貼ればスムーズにコード進行が作れます。

また、様々なジャンルの特徴を再現した最大5パートのMIDIアレンジ機能を使えば、打ち込みをせずにMIDIトラックが作れます。1曲分の展開が用意されているので、付属のソフト音源で試聴して各ジャンルの曲作りのヒントにしたり、アレンジのパーツを自由に組み合わせてオリジナルの伴奏を作ることもできます。

作曲支援機能や打ち込み、レコーディングの機能を利用して制作したトラックを、内蔵されている豊富なプラグインエフェクトを使ってミックス~マスタリングすれば、オリジナル曲の完成です。

オーディオとMIDIを自在に扱うことができ、作曲支援機能も充実した本ソフトは、「DTMで曲を作りたい」、「ギターは弾けるけど伴奏アレンジが苦手」という人にピッタリなDAWソフトです。

音質、エフェクト、音源、オーディオ&打ち込み機能がグレードアップ!

ABILITY 2.0では、DAWの心臓部であるオーディオエンジンが、64ビット倍精度での演算処理に対応したことで圧倒的な高音質を実現し、64ビット環境と32ビット環境の両方で動作の安定と高速化が図られています。他にも、曲の仕上がりを高める新しいプラグインや、高度な曲作りをサポートする新機能が追加されています。その中から注目ポイントを紹介しましょう。
  • IRリバーブやリニアフェイズのコンプ&EQなどを搭載
音作りやミックスに欠かせない新しいプラグインエフェクトが、「Pro」では9種類、「Elements」では3種類追加されています。

豊かな広がりを演出する空間系では、実在する空間の特性を再現するリバーブ「IR REVERB」を含むリバーブを2種とディレイを3種を用意。トラックの音作りでは、「8BAND EQ」とコンプとゲートを一体化した「COMP GATE」が活躍します。また、位相崩れのない品質の高いサウンドが得られる「LINIER PHASE MULTIBAND COMP&EQ」(コンプ/EQ)の2つをマスタリングに用いれば、ワンランク上のサウンドに仕上げることができるでしょう。

そして、これらのプラグインエフェクトを最大で8個まで組み合わせて1台のエフェクトとして扱える「VSTラック」も搭載。複数のエフェクトの併用が簡単にできます。
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EQやコンプ、ディレイやリバーブなど、新しいエフェクトが音作りをサポートしてくれる

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複数のエフェクトを1台のマルチエフェクトのように使える「VSTラック」。エフェクトの組み合わせとそれぞれのセッティングを一括して管理できるので、ミックスや音作りに便利だ

  • トラックメイクの即戦力になるドラムとピアノの音源を追加(※Proのみ)
Proには、プロの愛用者も多いfxパンションのドラム音源「BFD」の兄弟ソフト「BFD Eco」と、リアルなピアノサウンドが奏でられる「UVI Grand Pi ano Model D」という2種類の新しいソフト音源が追加されました。いずれも曲の重要なパートなので、その高品位なサウンドが即戦力として役立つでしょう。
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BFD Eco(左)とGrand Piano Model D(右)

  • リズムを直感的に組める「ステップシーケンサー」を搭載
クラシカルなリズムマシン風のボタン操作により素早くドラムなどの演奏パターンが作れる「ステップシーケンサ ー」が搭載されました。ループ再生して音を聴きながら、キックやスネアなどが割り当てられた列のボタンをオン/オフすることで直感的にリズムを組むことができ、ボタンごとにタイミングや強弱などの調整も可能です。
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ステップシーケンサーは、ドラムに限らずEDM系のシンセのシーケンスパターンなど、反復フレーズの打ち込みでも重宝する

  • オーディオとMIDI機能の操作性が大幅にアップ
曲作りには必須のオーディオとMIDIの機能が、より使いやすくなりました。

オーディオ機能では、波形からのテンポ検出やキーチェンジなどの機能が強化され、録音した演奏やループ素材をより柔軟に扱えるようになりました。また、リズムのヨレを修正できる「ビートエディタ」には従来のストレッチに加えて、スライスした波形をクオンタイズする機能を追加。歌のピッチを補正する「ボーカルエディタ」には、より自然なビブラート効果が設定できる機能が追加されています。

MIDI編集では、スコアエディタで譜面は8分のままシャッフルのハネたビートを入力できます。また、コントローラーの入力や編集を行なう各エディタ下段のストリップチャートに、入力が素早く行なえる新モードを追加しています。

  • 価格
ABILITY 2.0 Pro= ¥54,000、ABILITY 2.0 Elements= ¥30,000
共にオープンプライス/市場予想価格(税別)
  • 動作環境

■対応OS :Windows 10、Windows 8 / 8.1、Windows 7(すべて日本語版OSのみ対応64ビットネイティブ対応)
■ CPU:Intel/AMDデュアルコアプロセッサー以上
■メモリ:4 GB 以上
■ディスプレイ解像度:1280×800ドット以上、フルカラー
■インストールに必要なハードディスク空き容量:ABILIT Y 2 . 0 Pro= 24 GB 以上、ABILIT Y 2.0 Elements=3GB以上
■対応MIDI音源:GM/GM2 /GS/XG
■その他:インストールにDVD - ROM ドライブと、インターネット接続環境が必須

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