ゲーム音楽制作に最適なおもしろシンセ

プロイテック「πλ2」(ポケットに入れて持ち運べるコンパクトなシンセサイザー)

プロイテック「πλ2」(ポケットに入れて持ち運べるコンパクトなシンセサイザー)

プロイテック「πλ2」(ポケットに入れて持ち運べるコンパクトなシンセサイザー)

2016/08/12


チップチューン向きの音色を搭載した4.5cm四方のコンパクトなシンセ

取材・文:内藤 朗

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                                      πλ2(ピーエルスクエアド)
 


πλ2(ピーエルスクエアド)は、ポケットに入れて持ち運べるほどコンパクトなボディながら、MIDIケーブルでMIDIコントローラーと接続するだけで本格的なシンセサウンドを演奏できるシンセ音源です。

32種類あるプリセットサウンドをひと通りチェックしてみると、チープな8ビット系のサウンドから、今風の汚し系エフェクトを使用したようなアクの強いサウンドまで、4.5cm四方の筐体から出てくるとは思えないクオリティの高さです。

本体とMIDIキーボードを接続した状態だと、プリセット音色を演奏できるだけなのですが、本機をMicro-B USB端子のUSBケーブルでパソコンと接続すれば、専用エディタソフト「πλ2 Editor」を使ってプリセットを使いやすいようにエディットしたり、自分のオリジナル音色を作ることもできます。音色を実際にエディットしてみると、パラメーターの数はそれほど多くないのですが、独特のクセのあるレスポンスでサウンドが変化していきます。なお、このエディタには簡易MIDIレコーダーも内蔵されていて、自分で作った音色で演奏したフレーズを録音して保存できるのも便利です。

シンプルなシンセ波形のリードやベースの音色はもちろん、ゲームの効果音的な音もこのシンセでカバーできるので、1台持っていればチップチューン系の曲作りで大いに重宝することでしょう。

【NEWS】
πλ2(ピーエルスクエアド)の価格が8月10日より新価格に改訂され、さらに購入しやすくなった。
●新価格:¥8,000 (旧価格:¥12,000)


【サンプルサウンド】


 

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πλ2はコンパクトなシンセサイザーながら基本性能は本格的な仕様になっており、パラメーターの数は少ないが多様な音色を作成できる

 

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ファクトリープリセット一覧

 

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πλ2は専用のエディターソフト「πλ2 Editor」が用意されており、詳細なエディットをパソコンで行なうことが可能だ(画像はWindows版1.5.0)

 

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πλ2は接続が簡単なのも魅力だ。まずMIDIキーボードのMIDIアウトからπλ2のMIDIインに接続し、πλ2のオーディオアウト(RCAピン)から、スピーカーやオーディオ機器に接続すればいい。専用のエディターを使用する場合はπλ2とパソコンをMIDIインターフェイスなどを介して、MIDIケーブルで接続する


【πλ2の主な仕様】
●音源:Square Wave Synthesis
●最大同時発音数:2音
●デジタルフィルター:LPF、BPF、HPF
●アナログフィルター:LPF
●Pulse Width Modulation
●MIDI clock synced LFO
●プリセット:ファクトリープリセット=
32、ユーザーメモリー=32
●入出力端子:MIDI入力端子×1、RCAピン出力×1(モノラル)、Micro-B USB端子×1
●外形寸法:45(W)×45(D)×27(H)mm
●重量:30g
●電源:MIDI供給

問:㈱銀座十字屋ディリゲント事業部
TEL:03-5159-1821  
http://shop.dirigent.jp/shopdetail/000000000134/

 

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