サウンドや使い心地をギタリスト目線から語る

オーディオテクニカ初のオープン型モニター・ヘッドホン「ATH-R70x」をギタリストTAKUMIがチェック!

オーディオテクニカ初のオープン型モニター・ヘッドホン「ATH-R70x」をギタリストTAKUMIがチェック!

2015/12/09



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音質をとことん追求した、音楽制作のためのヘッドホンとして、現在世界中のミュージシャンの注目を集めている「オーディオテクニカATH-R70x」。同社初のオープンエアータイプであるこのモデルのサウンドと装着感を、以前からオーディオテクニカのクローズドタイプのヘッドホンを愛用しているギタリストのTAKUMIにチェックしてもらった。

取材:高橋伸彰(編集部)/写真:生井秀樹



宅録からギターの演奏を大音量で楽しみたい人まで最適ですね


TAKUMI:ATH-R70xを使ってみて、まず驚いたのが、その着け心地の良さです。イヤーパッドは柔らかくて耳への圧迫感がないし、ウィングサポートが頭をホールドしてくれるので耳がまったく痛くならないんです。このストレスのなさは、何時間もぶっ続けで作業をする宅録派にとってはメリットだと思います。

僕は、曲作りや録音をする時はATH-R70xのようなオープンエアータイプ、ミックスなどの細かいニュアンスを追求する時はクローズドタイプという感じでヘッドホンを使い分けているので、曲作りから録音まで多くの時間で使い続けるオープンエアータイプのサウンドはとても重要視しているんです。その点、ATH-R70xは音の解像度も申し分ないし、聴き心地もすごくナチュラルですね。ダイアフラムから耳までの空気が振動している様子はすごく自然で、モニタースピーカーを大きな音で聴いている時の感覚に近いんですね。だから、自宅でモニタースピーカーを大音量で鳴らすのが難しいという環境の人は、スピーカーを使うよりもATH-R70xの方が正確に音の判断ができると思います。

ギタリストとしては、ギターのカッコいい中域がしっかりと感じられるというのもうれしい点ですね。歪ませたギターなんて、本当にギターアンプのキャビネットから鳴らしているようなサウンドですし。だから、僕のようにロック系の曲を作っているギタリストの人は、本機を使うことで練習でも録音でも演奏に集中できると思います。そういった、いわゆる「気持ちいい音」をモニタリングしながら演奏することで、プレイヤー的にすごくテンションが上がるし、それでいいフレーズやアイディアも生まれるんです。

ATH-R70xは、“音楽制作用ヘッドホン”と宣言している通り、宅録時のメインのモニタリング機材としてはもちろん、ギターの演奏を大音量で楽しみたいという人にも最適なモデルだと思います。

 

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上写真の右側のヘッドホンが、TAKUMIがミックス時に愛用している、クローズドタイプのオーディオテクニカATH-W1000Z。左側は、今回試聴したオープンエアータイプのATH-R70xだ

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長時間の作業でも耳が疲れないクッション性抜群の
イヤーパッド&ウイングサポートを搭載

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TAKUMIがその着け心地の良さに感心した、イヤーパッド(左写真)と、フワリと頭に乗せてヘッドホンをベストな位置でキープしてくれる3D方式のウイングサポート(右写真)。イヤーパッドは、耳をしっかりと覆う方式のため、自然に耳になじむうえ、通気性もいいので長時間の作業でも快適に使用することができる。そんな装着感の良さに加え、ヘッドバンド部にはスリットが入れられていて、本体の軽量化を実現しているのもポイントだ。

 

オープンエアーの大口径ドライバで
スピーカーと同等の聴き心地を実現

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ハウジングの外側が開放されたオープンエアー型のATH-R70xは、ボディの外側の穴から音が抜けるために、大音量で聴いても耳にかかる負担が少なく、まるでモニタースピーカーを鳴らしたような空気感のあるナチュラルなサウンドでリスニングできるのが特徴だ。

 

LRのドライバ別に用意された、
着脱式のデュアルサイド・コードを採用

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オーディオインターフェイスなどにつなぐ出力ケーブルは、LRの左右のドライバにそれぞれに取り付ける。また、着脱式になっているうえ、LRの区別がなく簡単に接続できる、「デュアルサイド・コード」という方式を採用している

 

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ATH-R70x オープンプライス(¥31,000前後)

【SPEC&付属品】
●形式:オープンバックダイナミック型
●ドライバ:φ45㎜
●出力音圧レベル:98dB/mW
●再生周波数帯域:5〜40,000Hz
●最大入力:1,000mW
●インピーダンス:470Ω
●重量:210g
●付属品:3mコード(着脱式)、ポーチ

付属品のコードとポーチ

 

問:㈱オーディオテクニカ
TEL:03-6801-2080
http://www.audio-technica.com/monitorheadphones/jp/


●TAKUMIプロフィール
GACKTやSUGIZO(X JAPAN、LUNA SEA)のツアーや作品にギタリストとして参加する他、舞台の音楽監督や楽曲提供まで幅広く活動するアーティスト。今は主にGACKTのプロジェクトに携わっており、新曲「ARROW」(10月7日発売)のサウンドプロデュースとアレンジを手掛けた他、現在はニューアルバムを制作している。また、ギターメーカー「PRS」のエンドーサーで、日本人で初めて同社の広告に登場し、現在新広告を展開中。なお、月刊サウンド・デザイナーにて、人気ミュージシャンと対談を行なう連載記事「TAKUMI's 匠ism TALK」を掲載中。

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