エンジニア飛澤正人氏がモニタースピーカーをチェック!

イヴ・オーディオ「SC204」徹底レビュー

イヴ・オーディオ「SC204」徹底レビュー

2018/09/15


音楽制作をするうえで、作品のクオリティを左右する重要なアイテムが「モニタースピーカー」です。ここでは一般家屋で導入するのに向いている、ウーファーが4〜5インチのモデルをセレクトして、サウンドをチェックしました。試聴を担当してくれたのは、敏腕エンジニアの飛澤正人さんです。

取材:目黒真二 写真:小貝和夫



 

これは今回試聴した中では最も小さいモデルですけど、適度な重みがあって、見た目も高級感がありますね。ボリュームを上げていってもまったく歪まないですし、ヘンなビビリもないので安心して大きな音を出せます。デザイン同様に音に高級感があって、すごく引き締まっている印象を受けました。

それと、ハイのヌケが良くて音がシャキッとしています。響きが心地良くて耳に痛くないですし、「高級感のある抜け」という感じを受けました。しかも、サイズ以上の低域が出てきます。かと言ってドンシャリという訳ではないんです。ローがにじまないので、EDMとかの低域パートの音作りにも最適だと思います。あと、ロックの曲を再生した際に、ドラムとかにかけられているコンプがよく見えるので、エフェクトの判断もしやすいですね。全体的にすごくレスポンスが速いので、J- POPとかロック、EDMといった、音のスピード感が求められているジャンルに向いています。

左右の広がりも自然で、奥行きや定位感もくっきりと見えました。左右の距離を近づけてもいい音がしますし、離して置いてもバランスが崩れないのも特徴です。指向性がしっかりとしているので、セッティングもしやすかったです。

それと、出力レベルやEQなどのコントロールが、フロントパネルにあるツマミひとつでできるという点も操作がしやすいです。ユーザーのことをよく考えて作られていると思いました。
 

リボンタイプのAMTツイーターを採用。これにより、非常に伸びやかでクリアな高域を再生できる

音量、ハイとローのEQなど、このツマミひとつで複数のコントロールが行なえる。前面にあるので、いちいち裏側をのぞかなくてもいいのがラクだ
 

この製品について

【製品概要】
「SC204」は、同社のスタジオモニターのラインナップの中で最も小型の、4インチのウーファーを搭載しているモデルだ。ハニカム構造のダイアフラム「シルバーコーン」ウーファーと、独自のAMTツイーター、高解像度のDSP回路を搭載するなど、上位モデルと同等のクオリティを確保している。ノイズや歪みが非常に少ないのも本機のポイントだ。デスク上に置いた時の共振をカットする「Desk Filter」機能も装備している。

【スペック】
●ウーファー:4インチ
●ツイーター:AMT RS1
●出力:100W
●周波数特性:64Hz〜21kHz
●クロスオーバー周波数:3kHz
●最大音圧レベル:96dB
●外形寸法:145(W)×230(H)×195(D)mm
●重量:3.8kg
 

この記事の画像一覧

(全3枚) 大きなサイズで見る。

インタビュー

インタビューの記事一覧はコチラ

関連する記事

インタビュー

インタビューの記事一覧はコチラ
PAGE TOP