DSP内蔵の人気モデルがサラウンドに対応

スタジオ定番機を超える高音質オーディオインターフェイス、Universal Audio「Apollo X」

スタジオ定番機を超える高音質オーディオインターフェイス、Universal Audio「Apollo X」

2018/11/12


ユニバーサル・オーディオから、人気のDSP内蔵オーディオインターフェイス「Apollo」の第3世代モデルとして、「Apollo X」がリリースされました。入出力仕様の異なる4モデルがラインナップされ、いずれもMac/Windows両対応のThunderbolt3接続を採用。インプット/アウトプットの音質面と、DSPの処理性能が格段に向上している点に注目です。

文:本多理人(編集部)

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発売中 オープンプライス(以下は市場予想価格)
Apollo X6=¥225,000前後
Apollo X8=¥282,000前後
Apollo X8P=¥338,000前後
Apollo X16=¥395,000前後

Apollo Xの最大の特徴は、最新のエリートクラス・オーディオコンバーターを採用し、音質面を飛躍的に向上させた点にあります。フラッグシップモデルのApollo X16は、大型レコーディングスタジオの定番的なインターフェイスやAD/DAコンバーターをも凌ぐ、133dB(X16以外は129dB)というダイナミックレンジと、−129dB(X16以外は−119dB)という極めて低い歪み率を実現。信号レベルは、コンソールやテープマシンなどの業務用機器に対応できる「+24dBu」が選択可能となりました(全モデル共通)。

またApolloの魅力と言えば、DSPプラグイン「UAD-2」をレコーディングとミキシングに使用できることでしょう。Apollo Xは全モデルにHEXA(6)コアのDSPを搭載し、今までの最大4コアのDSPより処理能力が50%アップ。より多くのUADプラグインをリアルタイムで動作させることが可能となりました。

この他に、Apollo Twin MkⅡに採用されて好評のトークバックマイクも内蔵し、今月にはサラウンドモニタリング(最大7.1ch)がサポートされるとのこと。音楽制作のみならず、映像制作などの分野でも人気を呼びそうです。

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多入力が不要な打ち込みや映像制作向きのアナログ6インモデル「Apollo X6」のリア。Unison(※)対応マイクプリ×2とラインアウト×6(5.1chサラウンド対応)を装備。

※Unison=プリアンプなどにおいて重要なインピーダンスやゲイン、アナログ回路のふるまいなどを忠実にエミュレートし、Apollo Xのマイク/Hi-Zインプット回路を制御する技術のこと

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宅録における標準的なスペックと言えるアナログ8インモデル「Apollo X8」のリア。Unison対応マイクプリ×4とラインアウト×8(7.1chサラウンド対応)を装備

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ドラム録音など多数のマイクを使うのに最適なアナログ8インモデル「Apollo X8P」のリア。Unison対応マイクプリ×8とラインアウト×8(7.1chサラウンド対応)を装備

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フラッグシップモデル「Apollo X16」のリア。大型スタジオで必要とされる、各16chのアナログイン/アウト(DB-25/ラインアウトは7.1chサラウンド対応)を備えている

問:㈱フックアップ
TEL:03-6240-1213
製品ページ(フックアップ)

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