サビへの盛り上がりを演出するフィルイン

高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」のフレーズを解説【打ち込みブラス研究 フィルイン編1】

高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」のフレーズを解説【打ち込みブラス研究 フィルイン編1】

2015/10/02


様々な曲を取り上げて打ち込みのブラス・フレーズをレクチャーする「打ち込みブラス研究」のフィルイン編。今回は高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」を例に解説しよう!


セクション間をスムーズにつなぐフィルイン


※譜例は曲のニュアンスをDTMで再現するための参考例です。

 画像はこの曲のBメロからサビに移行する部分に入るアレンジで、このフレーズが入ることで2つのセクションがスムーズにつながり、曲を盛り上げる効果が出る。アレンジのセオリーでは、小節頭にアクセントとなる和音を持ってくることが多いが、タイミングを一拍遅らせるとアクセントが際立つ。音色は生ブラスセクション系でもいいが、しゃくり上げるようなピッチ変化を持つシンセブラス音色を使うと効果的だ。最後のグリッサンドは、リアルタイムで入力してからタイミングを微調整するといい。
 

  • 参考曲:高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」
    収録アルバム『NEON GENESIS EVANGELION DECADE』
    キングレコード
    KICA-718

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