動きの違う2パートを重ねて、曲をドラマチックに演出
ゆず「虹」 のフレーズを解説【打ち込みストリングス研究 バッキング編4】
ゆず「虹」 のフレーズを解説【打ち込みストリングス研究 バッキング編4】
2015/10/03
様々な曲を取り上げて打ち込みのストリングス・フレーズをレクチャーする「打ち込みストリングス研究」のバッキング編。ゆず「虹」を例に解説しよう!
参考曲:ゆず「虹」
参考曲:ゆず「虹」
収録アルバム『YUZU YOU』
トイズファクトリー
SNCC- 86923
シーケンスフレーズ風のドラマチックなパターン
「淡々とコードを刻む高音パート」と「動きのある低音パート」の2つを組み合わせた伴奏パターン。それぞれを単独で聴くと単純なフレーズだが、これを重ねることでリズムが絡み合い、ドラマチックな響きになるのが印象的だ。参考曲では生っぽいリアルな音色で演奏されているが、印象としては「シーケンスフレーズを生のストリングスで演奏した」と考えるといい。この雰囲気を出すには、「sus2」の響き(ルート/2度/5度)のみを使い、短めの16分音符で、機械的に音を打ち込んでいくといいだろう。
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