“間”をうまく使ったシンプルなパターン

MONKEY MAJIK「Head Light のフレーズを解説」【打ち込みストリングス研究 バッキング編5】

MONKEY MAJIK「Head Light のフレーズを解説」【打ち込みストリングス研究 バッキング編5】

2015/10/03


様々な曲を取り上げて打ち込みのストリングス・フレーズをレクチャーする「打ち込みストリングス研究」のバッキング編。MONKEY MAJIK「Head Light」を例に解説しよう!


 参考曲:MONKEY MAJIK「Head Light」


MONKEY MAJIK「Head Light」
収録アルバム『SOMEWHERE OUT THERE』
avex trax
AVCH-78037


“間”の取り方がワザありのシンプルフレーズ


※譜例は曲のニュアンスをDTMで再現するための参考例です。

 画像はサビのバックで聴ける、拍の頭から白玉のコードを弾くシンプルなパターンだ。参考曲では2拍単位でコードチェンジしているが、ダラダラと2拍分を伸ばすのではなく、「1拍弾いて、1拍休む」という、反復フレーズの“間”をうまく使っているのがポイントだ。これにより、最小限の音で力強いサビを演出している。また、ボイシングはキーボード的にクローズドで鳴らすのではなく、インターバルの広いオープンボイシングにすることで、少ない音数でも厚みと広がりを得ている点に注目してほしい。
 


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