ゴスペル的なR&Bで映えるフィルイン

AI「ハピネス」 のフレーズを解説【打ち込みストリングス研究 フィルイン編1】

AI「ハピネス」 のフレーズを解説【打ち込みストリングス研究 フィルイン編1】

2015/10/03


様々な曲を取り上げて打ち込みのストリングス・フレーズをレクチャーする「打ち込みストリングス研究」のフィルイン編。AI「ハピネス」を例に解説しよう! 


 参考曲:AI「ハピネス」


AI「ハピネス」
収録アルバム『INDEPENDENT』
EMIミュージック・ジャパン
TOCT-28043ト


カッティング的にコードを歯切れ良く刻むアレンジ


※譜例は曲のニュアンスをDTMで再現するための参考例です。

 これはゴスペル的な雰囲気を持ったR&Bで映える、フィルインのパターンだ。バイオリンでメロディを奏でるのではなく、チェロ風の音色で低域を中心にベースと完全にユニゾンで奏でることで、フレーズにドッシリとした安定感を与えている。低域を中心に弾く場合は、音が濁りやすいので歯切れのいい音色を選ぼう。ベースがルートのみだったり休符が多いのなら、ストリングスをオクターブユニゾンにして下の音を加えて低域を補うと、リズムトラックが打ち込みでも生っぽいR&B独特の雰囲気が出る。
 


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