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ピアノアレンジの基本テク6(コードに対する左手のアプローチ+右手のアプローチ)

ピアノアレンジの基本テク6(コードに対する左手のアプローチ+右手のアプローチ)

2015/10/23




 

「ピアノアレンジの基本テク」第6回(最終回)です。前半で左手のアプローチについて解説し、後半は定番のアルペジオパターンを紹介しつつ、小節のコードに基づいて右手が弾くメロディーをアレンジしていきます。

 

アルペジオパターンの作り方について

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図1

 

 アルペジオのパターンは、コードを演奏しているMIDIデータにハサミ(分割)ツールを使い、任意の位置で分割することで、簡単に作ることができます。図1では、E♭メジャーのコードにハサミツールを使って切れ込みを入れています。


 

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図2
 

 また、音が重なっている部分を適宜省くなどの編集を加えても良いでしょう。図2では、出だしの音をルートのE♭だけ演奏するアルペジオになっています。


 

メロディーを弾いている右手を再調整

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図3
 

 図3を見てください。青いMIDIデータが右手の演奏、赤いMIDIデータが左手の演奏メロディーです。右手はメロディーの流れが見えやすいよう、単音で演奏しています。右手と左手の間に空間が空いているように見えますが、ここに音を足すことで曲に厚みを持たせましょう。


 

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図4
 

 図4には、図3に加えて新たなMIDIデータ(ピンク色)を入力しました。これはメロディーと同様に右手で演奏するパートで、コードの構成音を小節の1拍目に足したものです。このようにアレンジすることでメロディーとコードの音域のバランスが良くなり、コード感を補うことができます。

 ただ、あまり重ねすぎてしまうとサウンドが重たくなっていきますので、この後、耳で確認しながらアレンジの最終調整を行いましょう。

 

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図5
 

 図5が最終調整を行ったMIDIデータです。シリーズ全6回を通して、メロディーの打ち込みからサスティンペダルやベロシティの調整、コードの当てはめ、アレンジまでご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか? ご視聴いただき、ありがとうございました!


 


記事提供:スリープフリークス

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