宅録ビギナーのギタリストは必見!

ギターフレーズにハマる!打ち込みドラム講座 第01回

ギターフレーズにハマる!打ち込みドラム講座 第01回

2015/11/06


 自宅で曲作りやデモ制作をするギタリストにとって意外とネックになるのが「ドラムパートの打ち込み」だ。ギターに合う気持ちいいリズムが欲しくても、「作り方やフレーズがわからない」という人は多いだろう。こちらの講座ではそんなギタリストにオススメなドラムの打ち込み方法をレクチャーする。

 

はじめに


PCとDAWソフト、オーディオインターフェイス、モニタースピーカーといった、ギターをレコーディングするためのツールが揃っていれば、ドラムの打ち込みはすぐに始められる

 DAWソフトを使って曲作りを行なう場合、まずドラムトラックを作って、それを再生しながらギターなどの他のパートをオーバーダビング(多重録音)していくのが一般的な流れだ。

 ただし、ドラムのパターンが思い通りに作れないと、ギターのフレーズを重ねてみても、なかなかしっくりこないことが多い。ギターとドラムのリズムがピタリとハマらないと、心地良いグルーヴは生まれてこないのだ。

 そこで、こちらの講座ではドラムのトラックを作ってからギターを録るのではなく、ギターを先に録音してから、それに合わせてドラムパターンを考える方法を提案したい。つまり、「コードストローク」や「8ビートの刻み」、「リフ」といったギターの演奏にマッチするように、ドラムのパターンを打ち込んでいくというわけだ。

 今までドラムを打ち込むのが苦手だったギタリストも、そのようにギターのフレーズから発想することで、ナチュラルでグルーヴ感に溢れたドラムパターンが作れるはずだ。

 本講座では、ドラムについての基礎知識や、打ち込みの方法を解説していくので、DAWソフトを使って自分のギターにバックトラックを付けてみたいという初心者も参考になるだろう。好きなギターフレーズを弾きながら、ドラムの打ち込みに挑戦してみよう。

 

そもそも打ち込みって何?


これはドラムの打ち込みに使用するDAWソフトのエディット画面の一例で、音符のデータを1音ずつマウスで入力してフレーズを作成しているところだ

 「打ち込み」とは、DAWソフトのトラックに、音符のデータを入力して自動演奏をさせる手法のことで、自分が弾けない楽器のトラックを作ることができる。例えばギタリストなら、ギターやベースは自分で弾いて録音できる。

 しかし、ドラムの叩き方を知らなかったり、そもそも本物のドラムセットを用意して叩いて録るというのは難しい。そんな時、DAWソフトのトラックにドラムの演奏データを打ち込めば、実際にドラムを叩かなくてもドラムトラックを作ることができるのだ。

 なお、音量やタイミングを調整すれば、本物のドラマーのような演奏を作ることも可能だ。

 

ギターとドラムの組み合わせ例1:8ビート

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 ギターのアクセントとドラムのキックのタイミングを揃えると、一体感が出て気持ちいいリズムになる。この例は、2拍目の裏拍でギターとキックが一緒に食っている(裏拍にアクセントが来ている)のがポイントだ

 

ギターとドラムの組み合わせ例2:16ビート

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 この例は、ギターのカッティングが16分音符の細かいビートを刻んでいるのに対して、ドラムはハイハットで拍の頭と8分音符の裏を強調して、メリハリを付けているパターンだ

 

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