ビートの仕組みがわかる!

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.1(ONE OK ROCK「Deeper Deeper」編)

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.1(ONE OK ROCK「Deeper Deeper」編)

2016/02/20


最新のJ-POPでは、どんなリズムが使用されているのでしょうか。このコーナーでは、ヒット曲のドラムパターンをわかりやすく表で解説してみました。ロックな8ビートから変則的でトリッキーなリズムパターンまで、色々なリズムを感じてみてください。
文・譜例作成:内藤 朗

エモーショナルなロックに最適な、キックを8分で入れる8ビート

譜例は参考曲のサビのリズムパターンです。元となっているのはストレートなロックの8ビートですが、スネアを叩くタイミング以外の8分音符のすべての位置にキックが入っているのが特徴です。これによってリズムに重量感が増すため、曲全体にヘヴィな雰囲気を出すことができます。

キックとスネア共に音の強弱は最強にして、ハイハット(オープン)は中ぐらいの強さにしておくとグルーヴ感がアップします。なお、キックの代わりにフロアタムの音色を使ってみると違うテイストが出るので、ぜひ試してみてください。

収録アルバム『人生×僕=』(A-Sketch AZCS-1024)

リズム表の見方

このコーナーで使っている図は、2小節分のドラムパターンを表にしたものです。1小節を均等に16分割してあり、ドラムの各パーツの音が2小節の中のどのタイミングで鳴らすかがわかるようになっています。

この表を参考にしながら、DAWソフトやスマートフォンの音楽アプリ、ハードのリズムマシンなどにリズムを打ち込んでみてください。たんに曲を聴いているだけではわからなかった“リズムの仕組み”や“グルーヴ”が体感できるはずです。

※カッコ内の数値はDAWソフトのベロシティの設定値の目安です

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