ビートの仕組みがわかる!

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.4(サカナクション「MUSIC」編)

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.4(サカナクション「MUSIC」編)

2016/02/20


最新のJ-POPでは、どんなリズムが使用されているのでしょうか。このコーナーでは、ヒット曲のドラムパターンをわかりやすく表で解説してみました。ロックな8ビートから変則的でトリッキーなリズムパターンまで、色々なリズムを感じてみてください。
文・譜例作成:内藤 朗

ダンスミュージックの王道と言えるキックの4つ打ちパターン

こちらはダンス系の曲では定番の4つ打ちのリズムで、最近流行している“ダンスミュージックmeetsロック”な曲にもピッタリです。

キックを拍の頭のタイミングに打ち込むだけで4つ打ちのフレーズは出来上がりますが、ダンスミュージックっぽさを出すには、音色選びがポイントです。特にキックの音色は曲全体のイメージに大きく関わり、ハイハットのクローズドとオープンの違いや、生ドラム系の音色とアナログ・ドラムマシン系の音色どちらを選ぶかによっても雰囲気を変えることができます。

収録アルバム『sakanaction』(ビクター VICL-63999)

リズム表の見方

このコーナーで使っている図は、2小節分のドラムパターンを表にしたものです。1小節を均等に16分割してあり、ドラムの各パーツの音が2小節の中のどのタイミングで鳴らすかがわかるようになっています。

この表を参考にしながら、DAWソフトやスマートフォンの音楽アプリ、ハードのリズムマシンなどにリズムを打ち込んでみてください。たんに曲を聴いているだけではわからなかった“リズムの仕組み”や“グルーヴ”が体感できるはずです。

※カッコ内の数値はDAWソフトのベロシティの設定値の目安です

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