ビートの仕組みがわかる!

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.6(GACKT「CLAYMORE」編)

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.6(GACKT「CLAYMORE」編)

2016/02/20


最新のJ-POPでは、どんなリズムが使用されているのでしょうか。このコーナーでは、ヒット曲のドラムパターンをわかりやすく表で解説してみました。ロックな8ビートから変則的でトリッキーなリズムパターンまで、色々なリズムを感じてみてください。
文・譜例作成:内藤 朗

キックとスネアの位置が変則的でトリッキーなリズム

参考曲のAメロは、ゆったりとしたリズムを持ちつつ手数の多いトリッキーなリズムパターンとなっています。パッと聴いた感じでは、まるで変拍子のような印象を受けますが、これはキックとスネアの入る位置が変則的なタイミングになっているためです。

これにさらにハイハットが加わることで、より複雑なフレーズになっています。打ち込む時には、ハイハットの強弱をキックやスネアよりも弱めに設定すると、参考曲に近いバランスとなります。

収録アルバム『BEST OF THE BEST vol.1 -WILD- 』(HPQ YICQ-10296)

リズム表の見方

このコーナーで使っている図は、2小節分のドラムパターンを表にしたものです。1小節を均等に16分割してあり、ドラムの各パーツの音が2小節の中のどのタイミングで鳴らすかがわかるようになっています。

この表を参考にしながら、DAWソフトやスマートフォンの音楽アプリ、ハードのリズムマシンなどにリズムを打ち込んでみてください。たんに曲を聴いているだけではわからなかった“リズムの仕組み”や“グルーヴ”が体感できるはずです。

※カッコ内の数値はDAWソフトのベロシティの設定値の目安です

この記事の画像一覧

(全2枚) 大きなサイズで見る。

関連する記事

PAGE TOP