ビートの仕組みがわかる!

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.7(9mm Parabellum Bullet「新しい光」編)

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.7(9mm Parabellum Bullet「新しい光」編)

2016/02/20


最新のJ-POPでは、どんなリズムが使用されているのでしょうか。このコーナーでは、ヒット曲のドラムパターンをわかりやすく表で解説してみました。ロックな8ビートから変則的でトリッキーなリズムパターンまで、色々なリズムを感じてみてください。
文・譜例作成:内藤 朗

高速で鳴らすメタリックなツーバスのパターン

参考曲のようなツーバスのリズムパターンの特徴は、曲のテンポが速いこと、スネアが8分のウラに入ること、ハイハットがオープンとクローズを併用した4分刻みとなっていることなどです。強弱は、キックとスネアの強さをほぼ最強にして、ハイハットは中ぐらい以上に設定しましょう。

また、表では1小節目と2小節目が同じパターンとなっていますが、例えば2小節目3拍目の2マス目に入っているキックを3拍目の頭に変えてみるなどの工夫をすると、リズムパターンにバリエーションが出せます。

収録アルバム『Movement』(ユニバーサルミュージック TOCT-27069)

リズム表の見方

このコーナーで使っている図は、2小節分のドラムパターンを表にしたものです。1小節を均等に16分割してあり、ドラムの各パーツの音が2小節の中のどのタイミングで鳴らすかがわかるようになっています。

この表を参考にしながら、DAWソフトやスマートフォンの音楽アプリ、ハードのリズムマシンなどにリズムを打ち込んでみてください。たんに曲を聴いているだけではわからなかった“リズムの仕組み”や“グルーヴ”が体感できるはずです。

※カッコ内の数値はDAWソフトのベロシティの設定値の目安です

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