ダンスミュージックの核となるリズムの作り方をレクチャー

“踊れる”リズム作成術(第13回:モー娘。「Help me!!」を分析)

“踊れる”リズム作成術(第13回:モー娘。「Help me!!」を分析)

2016/03/01


ダンスミュージックやその手法を取り入れたヒット曲のリズムパターンの作り方/方法論を解説する「“踊れる”リズム作成術」。引き続き人気アーティストのヒット曲を取り上げてそのリズムパターンを分析していきます。今回は、モーニング娘。'16「Help me!!」について解説しましょう。
 

文:平沢栄司、内藤 朗

参考曲:モーニング娘。'16「Help me!!」

2種類のハイハットを使って複雑なグルーヴを作る

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この曲のリズムは、4分打ちのキックと8分の裏拍に入るオープンハイハットが用いられたダンス系の曲では定番のリズムパターンですが、左右にパンを振った2種類のハイハットを使用しているのがポイントです。ひとつは8分裏のオープンハイハットのリズムを担当し、もうひとつのクローズドハイハットは、16分の細かいリズムを担当しています。両者のリズムが組み合わさることで、複雑なビートを構築しているわけです。ハイハットの音色は、上記で紹介しているようなリズムマシン系のプリセットに入っているオープンハイハットとクローズドハイハットを使用してもいいのですが、異なるドラムセットのハイハットの音色を組み合わせて使うと、より一層参考曲に近い雰囲気になります。

■収録
モーニング娘。「Help me!!」(シングル)

 

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