【その1】インフィストデザイン Light ROOMシリーズ

自宅でボーカルとアコギのデュオまで録音できる組み立て式の手軽な吸音ルーム

自宅でボーカルを録音する際に歌声の音漏れを抑えてくれる便利なアイテムが、インフィストデザインから発売されている「Light ROOMシリーズ」です。このLight ROOMシリーズは、4枚のパネルと帽子型の天井をファスナーで結合するだけで完成する、組み立て式の簡易吸音ルームで、歌声が外に漏れるのを抑制すると同時に、外部からの騒音をシャットアウトして、ボーカルのマイク録音がノイズレスで行なえるのが特徴です。

4枚のパネルは、吸音効果の高いウレタン素材と遮音シートをファブリック素材で覆い、高い遮音性能を実現しています。また、外側がソファなどに使われる柔らかいファブリック素材のため、室内に設置しても違和感がなく、安全性が高いこともポイントです。遮音性能は「Dr-15」という数値で、完全防音とまではいきませんが、ボーカルやアコギの録音ならば、大きな音量で演奏しても隣の部屋に音が漏れることはありません。

【サイズと価格】
●Sサイズ（約0.64畳）＝ ¥93,334
　省スペースでボーカルやアコギを録音したい人向き

●Lサイズ（約0.83畳）＝ ¥112,380
　ゆったりとボーカルやアコギの録音をしたい人向き

●LLサイズ（約1畳）＝￥148,000
　ギタリストとボーカリストが2人で入って録音が可能

【その2】ヤマハ アビテックス セフィーネNS

音の響きをナチュラルにして快適な宅録環境が作れる「防音室」と「調音パネル」

ヤマハの「アビテックス セフィーネＮＳ（以下セフィーネＮＳ）」は、“ナチュラルなサウンドで楽器の演奏ができる”ことを徹底的に追求して開発された防音室です。独自の構造により「Dr-35／Dr-40」（※）という優れた遮音性能を実現しており、人がうるさいと感じる騒音を気にならないレベルまで下げることができます。

ラインナップは、ボーカルやギターの他に、クラリネットやフルートなどの管楽器の練習に最適な0.8畳タイプから、ピアノが設置できる4.3畳タイプまで様々なサイズが用意されています。

■ヤマハ　ACP-2シリーズ

ヤマハの調音パネル「ACP-2シリーズ」は、部屋に設置するだけでバランス良く音の吸集と拡散をし、部屋の中に発生する音響障害を抑制してくれる製品です。広い帯域でほぼ平坦な吸音特性と程よい散乱効果を発揮するため、特にピアノやアコギなどの生楽器をクリアかつ心地良い音で演奏できます。

【カラーと価格】
ホワイトACP-2 WH（￥45,000／1枚）
濃いブラウンACP-2 MB（￥60,000／1枚）
ナチュラルACP-2 MN（￥60,000／1枚）

【目次】
■ノイズレスでクリーンな電源アイテム
■ギターやボーカルがリアルに録れる便利アイテム
■モニタースピーカー用スタンド＆スタビライザー
■マイク専用吸音フィルター＆便利アイテム
■組み立て式の音楽制作専用デスク
■メーカー別で3つの自宅スタジオ構築例を紹介
■特別編：音響パネル「GACシリーズ」の効果を実際に使って検証〜エンジニアが徹底チェック〜　試奏：佐藤洋介