WeROCK × TuneGate特別コラボ企画

いい楽器を弾くという贅沢「大人の楽器選び」

いい楽器を弾くという贅沢「大人の楽器選び」

2016/10/21

 

 


Gibson USA
Les Paul Standard 2016 HP


ロックの歴史を作ってきた名機の最新版

 

 

進化するレスポール。

ギタリストの憧れと言えば、ギブソンとフェンダーの2大巨頭。そのなかで今回の企画で選んだのは、レスポール・スタンダード2016HPだ。ある意味、無骨なギターというイメージだが、現代のレスポールは進化しまくっていた。

まず、注目はヘッドに搭載されたオート・チューナー、New G Force。ペグを動かすことなく自動でチューニングしてくれるのだが、このシステムはホントにすごい。ロボットのように素早くチューニングしてくれる。さらに進化しているのは、ヴォリュームとトーンの4つのコントローラーと裏に搭載されたディップ・スイッチ。出力を落とすコイルタップや完全にシングルとするスプリット、フェイズ・リバースにピュア・バイパスなどの機能を搭載している。

音は、さすがのレスポールだ。中域がドンと押し出して、低域もふくよか。以前のレスポールだと、そこが個性的すぎてジャンルによっては違うギターを必要としていたが、このモデルは高域の伸びもいい。これは、ナット部にチタンを採用している点がいい方向に出ているのではないか。ジョイント部はヒールカットされ、ネックの握りを含めて、レスポールの近寄りがたさが排除されており弾きやくなっているのも驚かされる。これが、大人となった現代のレスポールなのか……。


 


 

(仕様)
¥440,000+税
●ボディ:メイプル・トップ+マホガニー・バック ●ネック:マホガニー、セットネック ●指板:ローズウッド ●ピックアップ:バーストバッカー ・リズム・プロ(フロント)、バースバッカー・リード・プロ(リア) ●コントロール:フロント・ヴォリューム(プルでフロント・ピックアップをタップ、またはスプリット)、リア・ヴォリューム(プルでリア・ピックアップをタップ、またはスプリット)、フロント・トーン(プルでアウト・オブ・フェイズ)、リア・トーン(プルで外側のコイルを選択、プッシュで内側のコイルを選択)、3ウェイ・ピックアップ・セレクター、ディップ・スイッチ(リア・パネル部に内蔵) ●ブリッジ:チューン-O-マチック+チタン・サドル ●その他:ニューGフォース(オート・チューニング)

■問い合わせ:service.japan@gibson.com

 

▲ヘッド裏には自動的にチューニングを合わせてくれるGフォースを搭載。変則チューニングもOKだ

▲現代のHPシリーズのレスポールはヒールレス。ハイ・フレットが弾きにくいギターなんていうのは伝説となったのだ

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