プロクラスのいい音で宅録をしたい人、必見!

【高性能オーディオインターフェイス徹底レビュー】アートリアAudioFuse

【高性能オーディオインターフェイス徹底レビュー】アートリアAudioFuse

2017/10/14


アートリアAudioFuse

 

デザイン性に優れたコンパクトなボディに作業効率がアップする便利な機能を凝縮

アートリア
AudioFuse

¥90,000
㈱コルグお客様相談窓口 
TEL:0570-666-569
http://www.arturia.jp
 

取材:布施雄一郎 写真:小貝和夫


アートリアはシンセメーカーとして有名ですけど、本機はコンパクトなボディにモニタースピーカー切り替えやトークバック、一時的に出力レベルを20dB落とせるDIMなど、他のモデルにはない機能がたくさん詰まっていて、それをツマミやボタンで操作することができるという点でも、楽器的なインターフェイスだなと感じました。

サウンドの質感は、マイクプリとギターのライン入力共に高域がやや柔らかい印象で、リバーブも含めた左右の広がりが自然ですね。音が立体的でありつつも前面に出てくるので、シンセとかにも良さそうです。センターの音の密度が濃くて、奥行き感もしっかりあるところが特徴で、音の分離感も申し分ないので、歌やキックをしっかりとセンターで聴かせて、シンバルやギター、シンセなどを左右に配置するようなパンの作業もやりやすいと思います。
機能面では、「マイクを接続すればマイク入力になり、シールドを挿せば楽器入力になる」というように、自動的に入力が切り替わってくれる点が便利です。マイクプリが2系統とライン入力もあって、さらにデジタルイン/アウトもあるなど、入出力の豊富さも本機の魅力ですね。

あと、リアに3系統のUSBハブが付いているんですけど、ドングルやMIDIキーボードをつなげたりと何かと重宝しそうです。色々な機能を詰め込んだ、まさに至れり尽くせりのモデルだと思います。
 

インプットにマイクやシールドを挿すと、自動的に入力が切り替わり、挿したもののLEDが点灯する

スピーカーを2系統つなぐことができ、ボタンで切り替えることができる
 

リアにはラインインやアウトプット、ADATイン/アウト、フォノ入力など、豊富な入出力が用意されている。また、左側にはUSBハブが縦に3系統並ぶ

本体の手前側にコンボ入力端子とヘッドホン端子をレイアウト。ヘッドホン端子に標準フォーンとミニの2つが用意されている点は、実に気が利いている


【製品概要】
「AudioFuse」は、多くの人気シンセを手掛けてきたアートリア社が開発した、コンパクトかつ多機能なモデルだ。専用設計の「DiscretePROマイク・プリアンプ」と、独自開発のADコンバーターにより、わずかなニュアンスも逃さない、クリアなサウンドを実現している。また、iOSをはじめとしたスマートフォンとの接続にも対応している。

【スペック】
●接続:USB 2.0 ●最大録音・再生チャンネル数:録音6、再生4 ●音質:最高24ビット/192kHz ●入出力端子:インプット×6(XLR/TRSコンボ×2、標準フォーン×4、RCA×2)、アウトプット×4(標準フォーン)、ADATイン/アウト、ワードクロックイン/アウト、MIDIイン/アウト、USB×3 ●電源:USBバスパワー

【対応OS】
Mac:OS X 10.6以降
Windows: XP/Vista/7/8/10
※iOS/Androidに対応
 

試奏環境

 

今回は歌とギブソンのアコギJ-45(②)を、アースワークスSR-20(③)というコンデンサーマイクで録音して、エレキはミュージックマンAXIS(①)を各モデルのHi-Z端子に直接接続して、プリソーナスStudio One 3.5に録音してチェックしました。

歌とギター以外に、自分でミックスした音源、さらにいつもリファレンス音源として使っているルーマーの「デンジャラス」とミューズの「アップライジング」という2曲をRCF MYTHO 6(④)というモニタースピーカーで再生して音質をチェックしました。それと、各モデルのヘッドホン端子にヤマハHPH-MT220(⑤)をつないでモニター音の試聴もしています。

特に注目したのは、ローエンドの重心の低さ、ハイエンドのリバーブの広がり感、そして歌のミッドの張り出し感の3点です。さらに、定位感や位相の正確さも確認しました。
 

試奏者プロフィール

堀豊

エンジニアの堀 豊氏

 

堀 豊 (ホリ ユタカ):レコーディングエンジニア、コンポーザー、アレンジャー、サウンドクリエイターとして、作・編曲からレコーディング、ミックス、マスタリング、そして本誌での製品レビューまで、幅広く手掛けるマルチクリエイター。これまでに数多くのプロアーティストの作品の制作に参加している。


この記事の画像一覧

(全7枚) 大きなサイズで見る。

インタビュー

インタビューの記事一覧はコチラ

関連する記事

インタビュー

インタビューの記事一覧はコチラ
PAGE TOP